【適応障害】ストレスが原因で起こる心と身体の不調

ストレス

「適応障害」とはストレスが原因で心や身体に不調をきたす症状です。

原因となるストレスの内容が自覚できており、環境の変化などによってストレスが解消されると6ヶ月以内に症状が治まる傾向があります。

誰もがストレスを抱えて日々生活をしていると思いますが、生活に支障が出るほどの心の症状、身体の症状があらわれる場合は適応障害の可能性があります。

ストレスで頭を悩ませる女性

主な症状

【心の症状】

・落ち込む

・不安感

・無気力

・イライラ

・焦り

・記憶力の低下

・思考力の低下

怒りっぽくなったり、落ち込んだりと喜怒哀楽が激しくなります。
また大切なアポイントを忘れたり仕事の事前準備がおろそかになったりする場合もあります。

落ち込む女性

【身体の症状】

・頭痛

・肩こり

・腰痛

・動悸

・発汗

・眩暈(めまい)

・震え

・腹痛(過敏性腸症候群)

・不眠

・倦怠感

・疲労感

会社や学校へ向かうと決まって腹痛になったり、特定の人とコミュニケーションを取ろうとするとダラダラと汗をかいたり動悸や震えが起きたりします。

肩こりや腰痛の痛みが強く出たり、倦怠感や疲労感を感じる場合もあります。

ストレスで腹痛になる女性

【行動にあらわれる症状】

・電話に出られない

・電話の着信音が怖い

・暴飲暴食

・食欲不振

・外出できない

・話が入ってこない

・語気が強くなる

電話やメールの着信に恐怖を感じたり、外出が怖くなって引きこもってしまう場合があります。

逆のパターンもあり「電話に出なくてはいけない」「メールを直ぐに返さなくてはいけない」という不安感からスマートフォンやノートパソコンを肌身離さず持っていないと落ち着かなかったり、不眠によっての寝坊が心配で職場に寝泊まりをするという行動をされる方もいらっしゃいます。

不安感でスマートフォンが手放せない女性

うつ病との違い

適応障害はうつ病と似ている点がありますがいくつかの違いがあります。
「適応障害」と「うつ病」の違いは以下の通りです。

適応障害とうつ病の違い
適応障害とうつ病の違い

適応障害は休日やストレスから離れていると状態が落ち着き、生活に差し支えなく過ごせることから周りの人に理解されにくいことも特徴の一つです。

適応障害になりやすいタイプ

適応障害になりやすい方は以下のタイプ・性格の方に多い傾向があります。

・真面目

・几帳面

・繊細

・責任感が強い

・頼まれると断れない

・自分に厳しい

・周囲の目、評価が気になる

・自分より他人を優先する

・全て一人で解決しようとする

また仕事とプライベートのオンオフをうまく切り替えられない方も適応障害になりやすいと言われています。

デスクワークをする女性の手

原因

ストレスが原因となります。

・職場での人間関係

・環境の変化

・特定の出来事

・仕事内容

・学校での友人関係

人によってストレスは様々ですが、ご本人にとって受け入れることが難しい要因が多大なストレスとなり、つらい症状としてあらわれるのです。

適応障害は出産や昇進、進学などの一見嬉しい出来事でも先の不安やプレッシャーによってストレスを感じることになると発症して体調を崩してしまうケースも少なくありません。

対策

ストレスの原因が分かっていても環境や人間関係の改善は難しいものです。
職場の環境が原因だったとしても「仕事は辞められない」「環境を変えることは困難」という方がほとんどで、ストレスを払拭することは容易ではありません。

自分自身の「ストレス耐性」を築くことが重要となってきます。


【睡眠時間を増やす】

睡眠中はストレスを感じなく、嫌なことも考えなくなる唯一の時間です。
睡眠によってストレスを感じてしまう時間を減らすことは適応障害に良いとされており、ストレス耐性を強化する対策にも繋がります。

質の高い睡眠をとるためにも「入浴は湯船に浸かる」「寝る前のスマートフォンは控える」ことを心掛けましょう。

熟睡する女性

【柑橘類を摂取する】

柑橘類に多く含まれるビタミンCはストレスと戦ってくれる成分です。
ストレスを感じると体内のビタミンCが消耗されてしまいます。ビタミンCが不足すると、よりストレスを感じやすくなり適応障害の症状もあらわれやすくなるので積極的に柑橘類を摂取しましょう。

ビタミンCが豊富な柑橘類

【プチ達成感を味わう】

プチ達成感(小さな達成感)をこまめに味わうことでストレス耐性を強くすることができます。
一つの達成感を感じると脳のドーパミン神経が働き、爽快感や喜びの感情を感じるようになります。

その感覚がストレスの耐性へと繋がるのです。

「お部屋の掃除」「靴を徹底的に磨く」「大量の洗濯物を一気に片付ける」など日常でできることを行うと良いでしょう。

小さな達成感をこまめに味わうことがストレス耐性を強くして適応障害の予防へと繋がります。

達成感を味わう女性

まとめ

適応障害は誰でも発症する可能性がある症状です。
適応障害を予防していくには「ストレスを溜めない」「ストレス耐性の強化」が重要となります。

不規則な生活リズムや暴飲暴食、運動不足も自律神経が乱れやすくなり、適応障害の原因となります。
常日頃から規則正しい生活を心掛けて過ごしていきましょう。


当院では自律神経の乱れを整える施術で適応障害の症状にお悩みの方をサポートしております。
また、刺激の強い「超刺激コース」は爽快感と達成感を味わうことができる施術となっております。

適応障害による心や身体の症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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