【出産後の身体と心のケア】産後メンテナンスの重要性

2020年6月6日ストレス

母親になる瞬間である「出産」
約10か月、お腹の中で大切に育ててきた後に辛い思いをして晴れて「お母さん」となります。

しかし、出産後は子育てに奮闘して休む暇もなく、度重なる不安感やストレスによって心身ともに疲れ果てている方も少なくありません。

明るい笑顔で楽しい子育て生活を送る為にも、産後の身体と心のケアはとても大切なこととなってきます。

出産後の身体はどうなる?

一番心配なのは「骨盤の歪み(ゆがみ)」による身体への影響です。

妊娠すると身体は「出産の準備モード」に入り、骨盤が開いてきます。
その後の出産によって骨盤が大きく開いてしまうのと同時に骨盤まわりの筋肉が緩んできてしまうのです。

骨盤まわりの筋肉が緩むと骨盤を正常な位置で支えられなくなり、骨盤が歪んでくるケースがあります。

妊娠すると身体が保護反応で自然と骨盤まわりの筋肉を緩めていくので、帝王切開で出産された方も後々に骨盤が歪んでくる可能性が出てきます。


骨盤が歪むと以下のような症状が身体にあらわれます。

●腰痛

●肩こり

●背中の張り・痛み

●膝痛・関節痛

●妊娠前の体型に戻らない

むくみ

●太もも・ふくらはぎの痺れ(坐骨神経痛)


また妊娠中から出産後数か月は精神的ストレスをかかえていたり情緒不安定になっている方も少なくありません。そのストレスが更に症状を悪化させてしまう恐れもあるのです。

出産後は特に心身ともにデリケートな状態です。
それでも「子どもが最優先」と子育てを一生懸命に頑張ってしまい、自分の身体のことは後回しにしてしまう傾向があります。

素敵な笑顔でお子様と接していく為にも、出産後の身体と心のメンテナンスを怠ってはいけません。

子育て中のストレスを感じる母親

出産後の対策

出産後は身体も疲弊し、過度な精神的ストレスも感じています。
とは言え身体のメンテナンスの為に外出したりストレスを発散する時間もなかなか作れないかと思います。

そんな方は少しだけ「食事」を見直してみましょう。


〇鉄分対策
出産後はすぐに体内で母乳が作られます。
母乳は血液から作られるため、鉄分の補充が必要です。
鉄分不足になると貧血になる恐れもありますので、鉄分摂取を意識していくことが大切です。

卵やレバーは吸収率が高く効率よく鉄分を補えます。

豚レバー炒め

〇不眠対策
お子様が心配で夜中に何度も目を覚ましたり授乳をしたりと、不眠症になってしまう方も少なくありません。
少ない睡眠時間でも睡眠の質を高めることで疲労の蓄積を予防する効果が期待できます。

玄米には睡眠の質を高める栄養素「GABA」が含まれている為、お薦めな食材です。

玄米ごはん

〇ストレス対策
出産後は心もデリケートな状態になっている為、ストレスを感じやすく体調を崩しやすい時期となります。

ビタミンCを摂取することでストレスに対する抵抗力が強まりストレスを緩和する効果が期待できますので、積極的に柑橘類を摂取することを推奨します。

柑橘類

〇血行不良対策
「お子様の抱っこ」や「授乳中の姿勢」お子様を気遣って「思うように寝返りができない」などのような長時間の姿勢は血行不良を起こし、腰痛や肩こり、背中の痛みの原因となります。

起床時や睡眠前の水分摂取は血行の促進する効果がありますので、血行不良対策に有効です。

身体に負担を掛けない常温、もしくは温かい水分がお薦めです。血液を流れを良くする働きがある麦茶も血行促進の効果が期待できます。

温かい麦茶

まとめ

一生懸命子育てを頑張っているお母さん方は、出産後の身体や心のメンテナンスを後回しにしがちです。

身体のつらい症状やストレス症状を放置してしまうと症状が強くあらわれたり、精神的に滅入ってしまうケースもあります。

子育ても大切ですが、一度ご自身の身体を心を見つめ直してリフレッシュすることも非常に重要です。

笑顔が絶えない子育てを継続していくためにも、出産後の身体のケアを怠らずにメンテナンスをしていきましょう。


当院では出産後の腰痛や肩こりをはじめ、身体のメンテナンスやストレス症状でお悩みの方を全力でサポートしております。

出産後の体調不良やストレスを感じている方はお気軽にご相談ください。



トップページ

店舗情報/アクセス

お電話からのお問合せ・ご予約はこちら

LINEからのお問合せ・ご予約はこちら

友だち追加