【腰痛はなぜ起こる?】血行を促進して腰痛予防
約3,000万人がお悩みと言われている腰痛。
慢性的な腰痛やぎっくり腰と呼ばれる急性腰痛症など様々な種類があります。
時には内蔵疾患が原因で腰痛を引き起こすこともあります。
腰痛は原因不明
原因が判明している腰痛は「神経が圧迫されて起こる脊柱管狭窄症やヘルニア」「疾患が原因で腰に痛みがあらわれる場合」「主に感染症で脊髄が炎症を起こしている」などがあげられますが、原因が特定できるのは10%程度で、約90%は原因不明と言われています。
MRIなどの検査をしても原因が特定できないことがほとんどです。
では腰痛の90%は一体何が原因なのでしょうか?

筋肉の張りが原因
当院では、ほとんどの腰痛が血行不良による「筋肉の張り」「筋肉の硬直」が原因と考えています。
● 長時間のデスクワーク
● 長時間立った状態での料理・家事
● 同じ姿勢でのゲームやスマートフォン操作
同じ姿勢を長時間続けると血行不良を起こし、腰や腰まわりのお尻や太ももの筋肉が緊張・硬直することで腰痛を引き起こします。
また寒い日は筋肉が硬直しやすい為、腰痛を起こす可能性が高くなります。
身体を使う仕事をしている方やスポーツ選手は瞬発的に動くことで大きな負担がかかり、いきなり痛めてしまうことも少なくありません。

こんな方は要注意
▶ デスクワーク・テレワークが多い方
長時間の同じ姿勢が血行不良を起こし、腰痛を引き起こします。

▶ 子育て・家事に奮闘しているママ
お子様の抱っこによって腰へ負担がかかる方や料理などで立っている時間が長い方は腰痛になりやすいと言われています。

▶ 運転時間が長い方
特に長距離ドライバーの方は同じ姿勢で長時間運転してますから腰痛の注意が必要です。

▶ 医療従事者・介護士
仕事上、腰に強い負担がかかります。
同じ姿勢で仕事をすることも多く、意外とデスクワークも多い職業の為、腰痛にお悩みの方が非常に多い傾向にあります。

予防・対策
当院では血行を促進し、筋肉を柔軟にすることで腰痛は予防できると考えています。
リラックスした状態で腰やお尻、太ももを揉みほぐすことで血行を促し硬くなった筋肉を柔らかくする効果が期待できます。
寝る前にうつ伏せになってお尻をマッサージしても良いでしょう。
血行促進は入浴時がお薦めです。
温かくリラックスした状態で腰や腰まわりをほぐすことで効果はより高まります。
揉みほぐすような感じで実施してみてください。
睡眠環境を見直すことも効果が期待できます。
敷布団が柔らかすぎると寝返りが思うようにできず、血行不良を引き起こして腰痛になることがあります。
適度に心地よく寝返りができる少し硬めの敷布団を使用することが効果的です。
まとめ
血行を促進して筋肉の硬直させないことが腰痛予防のポイントです。
腰痛になりやすいお仕事をされている方や長時間同じ姿勢をとらざるを得ない環境に置かれている方は日常生活や環境を見直して、血行を促進することを意識してみてください。
運動習慣を身に付けたり、睡眠前にヨガやストレッチを楽しむことも効果的です。
症状が軽いからといって安心せず、早めに対策するに越したことはありません。
少しの違和感を感じたら、それは腰痛のサイン。
早めの対策をして腰痛を予防していきましょう。
