【手指の痺れ(しびれ)・痛み】手首の酷使や女性ホルモンの減少が原因!?「手根管症候群」とは?

2020年12月22日痺れ

手根管症候群

●デスクワークをしていると手の指先が痺れてくる

●夜間や明け方に指先が痛み、目が覚めてしまう

●指先の痺れによって細かい作業が困難

手指の痺れや痛みによって日常生活に支障をきたすこの症状は手根管症候群と呼ばれ、比較的30代から50代の女性に多くあらわれる症状です。

手根管症候群とは?

指の痺れに悩む女性

手の指先、主に親指・人差し指・薬指の指先に痺れや疼痛、強ばりを感じます。初期段階では中指の指先に痺れを感じる方が多く、症状が進行すると両隣の指にも痺れを感じたり、指先の感覚が低下してきます。

痺れや痛みの症状が指先ということもあり日常生活に支障をきたす場合も少なくありません。

● 服のボタンが掛けずらい

● 親指と人差し指で物がつまめない

● ペットボトルや瓶などの蓋の開閉が困難

● 財布から小銭が取りにくい

● コップが持ちにくい

などのような何気ない作業や動作が困難になる場合もあるのです。

軽症の場合は手指の負担を軽減することで状態が良くなる場合もありますが、重症化すると定期的な通院を余儀なくされたり、手術が必要になる場合もあります。

男性より女性に多くあらわれる傾向も特徴です。(男女比率 2:8)

原因

妊娠中の女性

はっきりした原因は解明されていませんが、考えられることは「手首の酷使」です。手首に大きな負担が掛かることで神経が圧迫され、手の指先に痺れや痛みの症状があらわれます。

パソコンやスマートフォンの普及により、私達は自然と手首に負担が掛かる環境に置かれています。特にデスクワークの方は思っている以上に手首に負担が掛かっている為、自覚がない場合でも注意をしていかなければなりません。

また妊娠されている方や授乳中の方、更年期の女性の方に多くあらわれる傾向があることから「女性ホルモンの変動・減少」や「更年期障害」も原因の一つと考えられています。

手首に大きな負担が掛かるケース

●デスクワーク

デスクワークをする女性

長時間のキーボードの操作により、手首に大きな負担が掛かります。

●料理

料理をする女性

重いフライパンを振ったりカボチャなどの硬い野菜を包丁で切ることで手首に負担が掛かります。

●スポーツ

高校野球

手首を使うスポーツ(野球・バスケットボール・テニスなど)をされている方、経験がある方は手首に過度な負担が掛かっている場合があります。

また過去に手首の骨折をしたことがある場合や、お子様を抱っこする機会が多い子育て中のママさん、保育士の方も手首の神経が圧迫されて指先に痺れや痛みがあらわれる場合もあります。

予防と対策

手首への大きな負担・酷使を予防し、日頃から手首を労わることが大切です。

デスクワークの方は手首に折り畳んだタオルを敷いてキーボードを操作することで手首の負担を軽減する効果が期待できます。

料理の場合は極力フライパンを振らないことで手首の負担を軽減できます。フライパンを振る場合は片手ではなく両手で振るよう心掛けましょう。軽量のフライパンや調理器具を選ぶことも意識していくと良いでしょう。

スポーツによって手首に負担が掛かる方は入念なストレッチが重要です。運動前後のストレッチを怠らずしっかりと行いましょう。


出産後の方や更年期の方は女性ホルモンの「エストロゲン」が減少する傾向がありますので、エストロゲンと似た働きをする「イソフラボン」を摂取しましょう。豆腐や納豆などの大豆製品に比較的豊富に含まれています。

まとめ

手指の痺れや痛みがあらわれる手根管症候群ははっきりとした原因が分かっていない症状ですが、デスクワークの方に多いことから「手首の負担・酷使」によるものや妊娠中や出産後、更年期の女性の方に多いことから「女性ホルモンの変動・減少」が原因と考えられています。

手指に痺れや痛みを感じると「仕事がはかどらない」「服のボタンが掛けられない」「掴んだコップを落としてしまう」など日常生活に支障があらわれるケースもあります。

普段から手首の負担を軽減する意識を高めていくことが手根管症候群を予防することに繋がります。女性の方は大豆製品に多く含まれるイソフラボンを摂取することを心掛けましょう。


当院では指や腕・脚の痺れや違和感でお悩みの方を全力でサポートしております。手指や腕、脚の不調・不快感でお困りの方は当院までお気軽にご相談ください。



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