【食いしばり・噛みしめ・睡眠中の歯ぎしり】ストレスが原因で起こるクレンチング症候群

●気が付くと歯を食いしばっている
●睡眠時の歯ぎしりを指摘されたことがある
●慢性的な肩こりや首のこりに悩んでいる
クレイチング症候群とはストレスが原因で起こる「無意識に歯を食いしばる癖」です。
食いしばる時は「60kgの力」が掛かっているとも言われています。
歯や顎、口腔内に大きな負担が掛かることはもちろん、食いしばりによって肩こりや首こり、時には腕の痺れや精神的な症状に悩まされるケースもあるのです。
食いしばりを放置してしまうと症状が慢性化、重症化する恐れもありますので、日頃から予防と対策を意識していくことが重要となってきます。
「食いしばり」はなぜ起こる?
なぜ無意識の食いしばりや歯ぎしりが起こるのでしょうか。
これはストレスが原因と考えられています。
ストレスや緊張を感じると、身体をゆすったり腕を組んだりと無意識に行動を取ります。
食いしばりも同様に「ストレスを感じた際の無意識な動作」と言われています。
ストレスや緊張を感じると交感神経が優位に立ち過ぎてしまい「身体を落ち着かせる」ために副交感神経を優位に立たせて自律神経のバランスを調整しようとします。
その際に行動となってあらわれるのが「癖」です。
食いしばりも癖の一種として考えられており、圧迫した生活リズムや過度なストレス、緊張を感じた時に起こりやすい傾向があります。
癖は身体が無意識に起こす「ストレス発散法」とも言われていますが、クレンチング症候群の場合は心身に大きな悪影響を与えてしまう恐れがあるため、注意が必要です。

主な症状
食いしばりは歯や口腔内以外だけでなく、心身にあらゆる症状をもたらします。
【身体の症状】
●肩こり
●首こり・首の痛み
●頭痛・顔面痛
●眩暈・耳鳴り
●顎関節症
●腕の痺れ
●腰痛
●倦怠感
●不眠

【心の症状】
●自律神経失調症
●イライラ
●気持ちの落ち込み

睡眠中の歯ぎしりをしている場合は起床時に肩こりや首のこりを感じたり、頭痛を感じることもあります。
また睡眠が浅くなることで疲労回復が低下したり不眠症に陥るケースも少なくありません。
予防と対策
癖を直すには至難の業です。
食いしばりの矯正を意識することで更にストレスを感じてしまい、体調不良になる恐れもあります。
原因と言われているストレスを如何に発散していくかがクレイチング症候群の予防へと繋がっていきます。
〇自分へのご褒美を習慣にする
日頃から頑張っている自分自身へご褒美をする習慣をつけましょう。
大好きなスイーツを食べたり、いつもよりお酒を嗜むなど、こまめに自分へご褒美をすることでクレイチング症候群の原因であるストレスを発散する効果が期待できます。

〇ガムを噛む
ガムを噛むことで食いしばりを予防すると同時に脳の働きを活性化してリラックスできる効果が高まります。ガムを噛むリズムは緊張を和らげる「セロトニン」という物質を増加させる働きがあるのです。
食べ過ぎには注意したいのでキシリトール配合のガムを推奨します。

〇笑う
声を出して笑うと「エンドルフィン」という神経伝達物質が分泌されストレスを発散する効果があると言われています。
楽しいテレビ番組や動画を視聴したり、パートナーや友達と会話を楽しむなど「笑顔を増やす時間」を多くすることがストレスの発散となりクレイチング症候群の予防に繋がります。

まとめ
ストレスが原因で起こる食いしばりや歯ぎしりはクレイチング症候群と呼ばれ、歯や口腔内の負担だけでなく身体や心にあらゆる症状があらわれます。
ストレスを発散することはクレイチング症候群を予防し、食いしばりが原因で起こる肩こりや首こりの対策となります。
こまめにストレスを発散して溜め込まないことを意識して過ごしていきましょう。
当院ではストレス症状でお悩みの方を全力でサポートしています。
ストレスを感じている方やストレスが原因で起こる心身の症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
トップページ
店舗情報/アクセス
お電話からのお問合せ・ご予約はこちら
LINEからのお問合せ・ご予約はこちら
↓
