【深呼吸】ストレス緩和・自律神経を整える
自律神経は血流や内臓機能、体温調節といった身体的機能を調整する神経です。
過度なストレスを感じたり不規則な生活を続けると自律神経の乱れが起こります。
自律神経が乱れると肩こりや腰痛の症状が強く出たり、血行不良や内臓機能の低下・不眠などによって身体に不調があらわれてしまうのです。
自律神経は交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)で成り立っており、ストレスを感じると交感神経が優位に立っている状態と言えます。
自律神経は交感神経と副交感神経どちらかが優位に立ち過ぎているのではなく、バランスよく保たれていることが良いとされています。

自律神経が乱れると
ストレスを感じたり不規則な生活を続けていると自律神経のバランスが崩れて身体と心に不調があらわれます。
【身体にあらわれる主な症状】
● 頭痛・眩暈(めまい)
● 眼精疲労
● 肩こり・首こり
● 腰痛・関節痛
● 免疫力の低下
● 内臓機能の低下
● 冷え
● 倦怠感・疲労感
● 肌荒れ・肌トラブル

【心にあらわれる主な症状】
● イライラ
● 憂鬱
● やる気が起きない
● 不安感
● 情緒不安定
● 不眠・眠気
● 記憶力・集中力の低下
普段よりも症状が強くあらわれたり、喜怒哀楽の起伏が激しくなる場合もあります。
健康管理は自律神経のバランスを保つことが必要不可欠です。

深呼吸をすることで
自律神経を整えるには「深呼吸」が有効です。
ストレスを感じた時は交感神経が優位に立っている状態です。
深呼吸を繰り返すことで副交感神経が刺激され自律神経のバランスが整ってきます。
「鼻から空気を吸って口からゆっくり吐く」これを5回ほど繰り返してみましょう。
深呼吸することで副交感神経が優位に立ち、身体と気持ちが落ち着いてきます。
リラックス効果も高まることで緊張も施されてきます。
ストレスを感じている時やイライラしている時、身体に痛みがあらわれている時に深呼吸をするのも良いですが、朝の澄んだ空気を取り込むことで心身ともにリフレッシュされますので起床後の深呼吸はお薦めです。

深呼吸はメリットがたくさん
深呼吸は自律神経を整えるだけではなく、身体にとってたくさんのメリットがあります。
〇 頭がスッキリ・リラックスできる
深呼吸は脳の細胞まで酸素を送り届けてくれます。
そうすることで脳のリラックスが高まり集中力の向上が期待できます。
〇 内臓機能を高める
深呼吸は腹圧が程よく高まり、内臓機能を活発にする効果が期待できます。
〇 姿勢が良くなる
深呼吸をすると自然と胸が張り、背筋が伸びます。
体幹も鍛えられ猫背や巻き肩といった姿勢も整ってきます。
〇 肺の機能が高まる
深呼吸をすることで肺の機能が活性化します。
肺機能が高まると感染症を予防する効果が高まります。
〇 ストレス緩和・リラックス・血圧の安定
深呼吸は身体と心の緊張をリラックスさせる効果があります。
リラックスすることでストレスを予防したり、質の高い睡眠や血圧の安定の期待が高まります。
〇 冷え症・肩こり予防
酸素を一度に多く取り入れることで血行が促進されます。
血行が促進されると冷え症や肩こり、浮腫み(むくみ)解消が期待できます。
〇 疲労回復
酸素は疲労物質を分解する働きがあります。
深呼吸をすることで疲労回復のスピードを高める効果が期待できます。

まとめ
マスクが当たり前のご時世、マスクを着用することで呼吸は小さく浅い状態となっています。
しっかりと呼吸ができないことが原因で体調を崩す方が増加することが懸念されます。
ソーシャルディスタンスを保ちつつ、しっかりと深呼吸をして乱れた自律神経を整えていきましょう。
