【寝ても疲れがとれない原因】デジタル時差症候群
・なかなか寝付けない
・夜中に何度も目が覚めてしまう
・寝ても疲れがとれない
そんな不眠症状や翌日に残る疲労感にお悩みではありませんか?
その症状、ひょっとしたらデジタル時差症候群かもしれません。
デジタル時差症候群とは?
『時差症候群』
俗に言う「時差ボケ」です。
時差ボケは本来、海外旅行や海外出張などで長距離を短時間で移動した際に起こる現象です。
・朝9時に飛行機で10時間移動
・到着は19時するが、現地はまだ昼間
・体内リズムは夜だがまだ昼間なので身体が混乱を起こす
結果、睡眠障害や昼夜逆転、吐き気や頭痛などの症状があらわれます。これが一般的に時差ボケと言われるものです。
ところが近年、パソコンやスマートフォンの長時間使用によってこれに近い症状が急増しています。
これが「デジタル時差ボケ」「デジタル時差症候群」と呼ばれるものです。

以下項目に該当する方は注意
□ 日中に眠気を感じることがある
□ 眼精疲労を感じる
□ 目が乾く(ドライアイ)
□ 1日トータル8時間以上、テレビ・パソコン・スマートフォンを視聴する
□ パソコン・スマートフォンを連続で1時間以上使用することがある
□ 寝る前に布団の中でスマートフォンを観る習慣がある
□ 肩こりや首こりを感じる
□ 移動中、スマートフォンを使用する機会が多い(電車など)
□ 運動習慣がない
□ 入浴はシャワーで済ませることが多い
5個以上 デジタル時差ボケ要注意
3~4個 予備軍

主な症状
●寝つきが悪い・眠りが浅い・眠れない
●寝ても疲れが残る
●眼精疲労
●肩こり
●首こり
●頭痛
●倦怠感・疲労感

原因
パソコン・スマートフォンの使用が主な原因です。
一日でトータル8時間以上、もしくは連続で1時間以上使用される方は要注意です。
また、既に上記の症状が出ている方はデジタル時差ボケを疑ったほうがよいかもしれません。
なぜパソコンやスマートフォンによって時差ボケが起こるのでしょうか。
それはブルーライトが大きく関係しています。
パソコン、スマートフォンから発しているブルーライトを見続けることで自律神経が乱れてしまい、質の高い睡眠がとれなくなることで身体に不調があらわれます。
これは今流行りのVDT症候群の一種となります。
数年前からお悩みの方が急増している症状ですが、コロナ禍によるテレワーク等でパソコンを使用する機会が更に増えました。
夜遅くまで自宅で仕事をしたり必要以上にパソコンやスマートフォンを操作してしまうことが原因で、ここ数ヶ月でお悩みの方が一気に増加しつつあります。

対策
ブルーライトを極力避けることが良いでしょう。
・ブルーライトカットレンズを使用した眼鏡をかける
・パソコン操作は1時間毎に休憩して目を休ませることを意識する
・時々遠くの景色を見て目を休める
目の酷使を避けて、目を休ませることが大切です。
またアイマスクやタオルを使って目のまわりを温めたり、冷やしたりすることも効果的です。
「充血している場合は目を冷やす」「充血していない場合は目を温める」という方法で眼精疲労を和らげる効果が期待できます。
眼精疲労が和らげば質の高い睡眠がとれるようになり、身体の回復力も高まってくるでしょう。

まとめ
パソコンやスマートフォンの使用が避けられない今の時代、デジタル時差ボケの症状にお悩みの方は年々増加することが懸念されます。
パソコン・スマートフォンを使用時の目の酷使に気を付けて予防の意識を高めていきましょう。
また運動不足や不規則な生活リズムは自律神経のバランスを崩す原因になります。
デジタル時差ボケは自律神経の乱れも関係してきますので、日頃から適度な運動や規則正しい生活を心掛けて過ごしましょう。
当院では眼精疲労やVDT症候群、自律神経の乱れからくる症状の施術をおこなっております。
つらい症状や体調不良でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
