【慢性的な肩こり・腰痛の方は、ひょっとしたら繊細さん!?】5人に1人が当てはまる「HSP」とは?

ストレス

慢性的な肩こり・腰痛は繊細さん HSPかも HSPの特徴と心身の対策

HSPとは非常に敏感で人一倍繊細な人のことを言います。5人に1人が該当すると言われており、その繊細な性格からストレスや気疲れを過度に感じて心身に支障があらわれる方も少なくありません。

HSPはHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、病気や障害ではなく性格的な特徴の一つになります。ストレスを溜めてしまうタイプと言えるので、ストレスを感じることで起こる「自律神経の乱れ」から血行不良を起こして慢性的な肩こりや腰痛に悩まされている方も非常に多いと言われています。

HSPとは

憂鬱になる男性

HSPは感覚的な情報や刺激(視覚・嗅覚・聴覚など)に対して無意識に対応する脳の器官「偏桃体」の働きが比較的強いと言われており、他の人よりも視野が広く感覚も鋭く敏感です。特に不安感を感じやすく、精神面・身体面ともに緊張している状態が持続する傾向があり、最近では繊細さん・敏感さんとも呼ばれています。

他の人よりも気疲れやストレス、日常生活の圧迫感を感じてしまうことから「うつ状態」や「適応障害」が心配されますが、長期的な身体の緊張によって肩こりや腰痛が慢性化する可能性も大いに考えられるのです。

なかなか良くならない慢性的な肩こりや腰痛に悩まされている方は繊細さん・敏感さんかもしれません。

あなたは大丈夫?HSPチェック

繊細さん・敏感さんの特徴をご紹介します。以下の項目に8個以上に該当する方はストレスを溜めやすく、自律神経の乱れによって肩こりや腰痛が長引いてしまう場合がある為、注意が必要です。

性格

〇優柔不断

優柔不断で選択に悩む女性

「この方が無難かも」「いや、こっちの方が安全」と考えてしまい選択する判断に時間が掛かってしまう傾向があります。

〇慎重

慎重に考える男性

「上司に叱られないようにするには」「失敗しない為には」などと考えてしまい、慎重に行動する傾向があります。

〇涙もろい

動画を視聴して感動する女性

感受性がとても豊かで、些細なことで感動して涙を流してしまう方が多いのも特徴です。

〇優しい・気配りができる

優しい男性上司

繊細さん・敏感さんは「目配り・気配りができる」「自分を犠牲にしてでも他人の力になりたい」という優しい性格の方が非常に多く、相手の態度や少しの仕草を瞬時に読み取り行動ができる人、空気が読める人に多いことも特徴の一つです。

行動・環境

●見られていると実力が発揮できない

●競争が苦手

●芸術・アートが好き

●ため息が多い

●他人の意見に合わせる

HSPの三大フレーズ

繊細さん・敏感さんの方は無意識に以下の言葉・フレーズを口に出している傾向があります。

【疲れた】

疲れている女性

日々、気を遣って過ごしてしまうので「疲れた」という言葉を頻繁に使っている場合があります。

【ごめんなさい】

電話で謝る男性

「ありがとう」ではなく「ごめんなさい」「申し訳ありません」という言葉を多く使ってしまいます。

【そうだね・わかる】

会話をする女性

自分の考えを伝えることによって場の空気が乱れてしまうことを恐れて他人の意見に同調する傾向があります。


上記のような性格や環境に当てはまる方や三大フレーズを多く使う方は人一倍、繊細・敏感であることが考えられ、自覚がなくても心身が疲弊していることが考えられます。症状を感じていてもそうでなくても心身のメンテナンスを検討することを推奨します。

対策

繊細さん・敏感さんの方は感覚的な情報や刺激(視覚・嗅覚・聴覚)に対して無意識に対応する脳の器官「偏桃体」の働きが強く、特に不安感や恐怖感などのネガティブな気持ちに対して敏感になってしまいます。

情報や刺激が多ければ多いほど気疲れやストレスを感じて心や身体に不調を感じやすくなる為「一時的に情報のシャットダウン」をすることが対策となります。

PC・スマートフォンの使用を制限する

読書を楽しむ女性

パソコンやスマートフォンから手軽に情報収集できるインターネットですが、繊細さん・敏感さんはマイナスな情報がインプットされがちです。良い情報よりも悪い情報の方が印象に残ってしまう傾向があり、情報を検索すればするほどネガティブ思考になってしまうことが懸念されます。

気持ちが暗くなってしまうことから自律神経のバランスが乱れて心身に不調を感じたり、血行不良から腰痛や肩こりを感じやすくなってしまいますので、意識的にパソコンやスマートフォンの使用を制限することがお勧めとなります。

この方法はデジタルデトックスと呼ばれる方法で、繊細さん・敏感さんの健康管理には非常に有効的と言われています。

「睡眠2時間前はスマートフォンを触らない」「SNSの通知をオフにする」「〇時から〇時の時間帯はパソコンを控えて読書を楽しむ」など無理のないスタイルで始めると良いでしょう。

集中力の向上やVDT症候群の予防、脳疲労対策の期待も高まる方法です。

音・光を遮断する

アイマスクをつけて休息する女性

繊細さん・敏感さんは音や声、光にも過敏に反応してしまい、過度なストレスを感じてしまうこともあります。耳や視界からのストレスを感じてしまう場合は、部屋を暗くして静かな環境でリラックスすることもお勧めです。

「耳栓とアイマスクをつけて横になる」「照明を暗くしてゆっくり入浴する」などが効果的です。

硬くなった身体をほぐす

ウォーキングを楽しむ男女

ストレスや気疲れを長期にわたって感じていると自律神経の乱れから血行不良を起こし、筋肉の硬直を引き起こします。そうなると普段から負担が掛かっている部位に凝りや張りを感じやすくなり、時には急性腰痛症(ぎっくり腰)を発症するケースもあります。

睡眠前や起床後のストレッチやヨガ、ウォーキングやジョギングなど定期的に身体を動かすことが効果的です。時には整体院等で身体のメンテナンスをしてもらうのも良いでしょう。

性格は変えなくて大丈夫

楽しい雰囲気で打ち合わせをしている人

繊細さん・敏感さんは、持って生まれた性格によって気疲れやストレスの蓄積を感じやすい傾向がありますが、人間味のあるとても素敵な性格と言えます。

「自分はHSPかも」と自覚している方は「上司や同僚の方からの信頼が厚い」「友達や後輩から慕われている」「何かと頼りにされたり相談を受けることが多い」と感じることが多々ありませんか?

それは何事も真面目に取り組み、真剣に親身になって対応する繊細さん・敏感さんの素晴らしい性格によって、より深い人望へと繋がり人が集まってくると言えるでしょう。

長所とも言える性格を変えようとすると、自分に嘘をつく罪悪感や強いストレスを感じて体調不良を招いてしまうなどリスクは高まるばかりです。

繊細さん・敏感さんの方は無理に性格やスタイルを変えようとせずに、他の人より頑張っている分だけ自分自身の心と身体を今まで以上に労ってあげてください。そして頑張り過ぎないことを心掛けましょう。

まとめ

繊細さん・敏感さんと呼ばれるHSPは、空気が読めて気遣いができる優しい性格の方に多いという特徴がありますが、その性格が故に気疲れやストレスを感じやすく肩こりや腰痛、時には精神的に滅入ってしまって体調を崩しやすいタイプと言えます。

頑張り過ぎてしまう傾向がありますので、リラックスを心掛けて自分自身の心と身体を労わることを重点に置いて日々過ごしていきましょう。



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