【不定愁訴】原因不明の倦怠感や疲労感
● 身体がだるい
● 寝ても疲労が取れない
● 理由がないのにイライラする
検査をしてもどこにも異常がみられないのに、体調不良が続いていませんか?
それは「不定愁訴」かもしれません。

不定愁訴とは
頭痛や倦怠感、不眠など「体調不良」を感じるものの検査をしても異常がなく原因がみつからない状態です。
自律神経失調症に似ている症状があらわれ、比較的女性に多いと言われています。
【不定愁訴の主な症状】
・イライラする
・頭痛、頭が重い
・疲労感、倦怠感
・指先の冷え
・腸内機能の低下
・動悸、息切れ
・浮腫み(むくみ)
・不眠
・のぼせ、ホットフラッシュ
「気のせい」「少し疲れているだけ」「すぐに治る」と安心していると肩こりや耳鳴り、痺れなどの症状もあらわれる場合があります。
自覚症状が日や時間によって様々に変わることもあるので、まわりの理解が難しいのも特徴の一つです。
本人にしか分からない何とも言えない原因不明の不快感を伝えようとしてもうまく伝わらず、誤解をされるケースも見受けられます。
不定愁訴の理解不足が更に症状を悪化させてしまう場合もあり、注意をしなければなりません。

原因
不定愁訴の主な原因は「自律神経の乱れ」です。
仕事や環境のストレスから自律神経が乱れてあらゆる症状があらわれます。
自律神経は交感神経と副交感神経で構成されており、大きなストレスを感じると交感神経が優位になります。
この状態が長く続くと精神的に不安定になったり、血行不良になることで肩こりや痺れを感じるようになるのです。

予防と対策
自律神経のバランスを保つことが予防となります。
「副交感神経」の働きを活発にしてバランスを整えることが大切です。
副交感神経を優位にすると血行が促進されて体調が整ってきます。
副交感神経を優位にして自律神経のバランスを整えるには以下の方法が効果的です。
〇 深呼吸
深呼吸を繰り返すことで副交感神経を優位に立たせる効果が期待できます。
深呼吸は脳や身体の緊張をほぐすとともにリラックス効果も高まります。
どこでも簡単にできるので非常に有効的な方法です。

〇 水分摂取
水分摂取は副交感神経を刺激して働きを活性化します。
朝の時間帯は副交感神経の働きが低下してきますので、起床時に水分を摂取することが良いとされています。
冷水、常温、白湯で身体への影響が変わってきますので、状況に合わせて飲み分けると良いでしょう。
冷水:即効性は高いが胃腸への刺激が強く身体を冷やす
常温:冷水より吸収は遅いが身体への負担が少ない
白湯:吸収は遅いが身体への負担が少なく温める
いつもより30分早起きして、ゆっくりと白湯を飲んでみてはいかがでしょうか。

〇 ビタミンCを摂る
ビタミンCはストレスと戦ってくれる栄養素です。
身体はビタミンCを生産することができないので、食事で補うしか方法がありません。
赤ピーマンやブロッコリーにはビタミンCが多く含まれていますが、加熱すると失われてしまいますので、柑橘類やキウイフルーツ(特に黄色)がお薦めです。

まとめ
不定愁訴は生活リズムや食事、環境を見直すことである程度の改善が見込めますが、周囲の方々の理解や協力も必要です。
「この症状をどうにかしたい」と頑張っている不定愁訴でお悩みの方をサポートする気持ちを持っていただきたいと思います。
当院では自律神経の乱れを整える施術を行っております。
思うように改善しない不定愁訴や自律神経系の症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
