【不眠症】慢性的な倦怠感や疲労感・情緒不安定
●布団に入ってもなかなか寝付けない
●夜中に何度も目が覚める
●寝た気がしない
このような症状に一つでも該当する方は「不眠症」かもしれません。
不眠症の方は20%以上と言われており、5人に1人がお悩みの症状です。不眠症は疲労の回復機能が低下するのはもちろん、身体に様々な症状をもたらします。
眠れない日が続くと日常生活に支障をきたす場合があるので、安易に考えてはいけません。

4つのタイプ
不眠症には4つのタイプがあります。
入眠障害
寝つきが悪い状態です。
布団に入ってもなかなか寝付けず、中には入眠まで2時間以上かかる方もいらっしゃいます。
不眠症の中ではこのタイプが最も多いと言われています。
中途覚醒
夜中に何度も目が覚めてしまう状態です。
トイレに行きたいわけでもないのに夜中に何度も目が覚めてしまいます。
目が覚める回数は個人差がありますが、ご年配の方に多くみられます。
早朝覚醒
予定の時間より早く目が覚めてしまう状態です。
2時間以上早く目が覚めてしまうことが早朝覚醒のボーダーラインとなります。
塾眠障害
起きてもちゃんと寝た気がしない状態です。
入眠しても眠りが浅い状態が朝まで続き、翌日まで疲れが残ってしまいます。
最近では20代、30代の方に増えてきています。
原因
●パソコン・スマートフォンの長時間使用
●ストレス・悩みによる自律神経の乱れ
●生活環境の大きな変化
●不規則な生活リズム(夜更かし・暴飲暴食)
●身体の不調(痛みや痺れ・倦怠感など)

身体への影響
◆ 疲労感・倦怠感
◆ イライラ
◆ 肌のハリがなくなる(皮膚トラブル)
◆ 肩こりや腰痛を発症しやすくなる
◆ 仕事・運動能力のパフォーマンス低下
◆ 記憶力の低下
◆ 気持ちが落ち込む
◆ 成長機能・免疫機能・内臓機能の低下
症状が深刻になってくると不安感に襲われ、更に眠れない状態になる場合もあります。
不眠症になってしまうと「負のスパイラル」に陥ってしまい心身の不調から抜け出せなくなるケースも少なくありません。

対策
〇食事
〇ストレス
〇運動
〇入浴
〇睡眠環境
この5つに重点を置いて解説していきます。
食事
3食バランスよく食事をすることで、体内環境を整えることができます。
体内環境が整えば質の高い睡眠がとれるようになってきます。
特に朝食は一日を元気に過ごすエネルギー源となります。
朝食を抜く方も多いと思いますが、きちんと摂取することが大切です。
また夕食は睡眠2時間前には食べ終えるようにして腹八分目を心掛けましょう。
アルコールや暴飲暴食を控えることも大切です。
睡眠前のコーヒーや冷えた飲み物も睡眠に影響します。睡眠前はリラックス効果も高まる温かいハーブティーがお薦めです。

ストレス
ストレスを発散させる方法を身に付けておくことが大切です。
〇休日にショッピング
〇家族とドライブ
〇読書
自分が大好きな時間を作って習慣化することがストレス発散となり、自律神経の乱れを予防する効果が期待できます。

運動
適度な運動は寝つきを良くします。
理想は夕方に1時間程度の軽い運動を継続することが良いですが、時間がない方は週に1回休みの日に運動をするだけでも睡眠の質は高まってきます。
つらく激しい運動ではなく、気持ち良く楽しめる運動を継続していくことがしっかり睡眠できるようになるための近道です。

入浴
しっかり湯船に浸かることが睡眠の質を高めます。
ぬるめのお湯で30分以上浸かることをお薦めです。
また入浴中に身体をマッサージすることで血行が良くなり、更に入眠効果を高めます。
リラックスを求める方は浴室を暗くした状態で、アロマキャンドルを灯してゆっくり湯船に浸かることで気持ちが落ち着いて自律神経が整ってきます。

睡眠環境
布団に入ってスマートフォンを操作する方も多いと思いますが、この行動が不眠症の大きな原因となります。
寝る前のスマートフォンはブルーライトにより入眠を妨げるので推奨できません。
入眠前に温かいタオルをまぶたの上に置いて、日中に酷使した目を労わってあげると寝つきが良くなります。
暑苦しい日はエアコンで室内温度を調整するなどして快適な環境を作っていきましょう。

まとめ
不眠症は慢性的な倦怠感や疲労感を感じるだけでなく、情緒不安定や免疫機能の低下を招いたり肩こりや腰痛が強くあらわれる場合もあります。
不眠症が原因で一気に体調を崩すケースもありますので、日頃から「質の高い睡眠」を意識していくことが重要です。
規則正しい生活を心掛けて不眠症を予防していきましょう。
当院では不眠症や、不眠の原因となる自律神経の乱れに対しての施術をおこなっております。
「なかなか寝付けない」「寝ても疲れがとれない」「不眠のせいで気分が乗らない」そんな不眠症の症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
