【健康は食事が大事】「自律神経失調症」編
自律神経は血流や体温、内臓機能の働きを調整している神経で「自分では調節できない神経」です。
自律神経は交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)で形成されており、身体や精神状態が活発になっている時は交感神経が優位に、逆にリラックスや休息状態になっている時は副交感神経が優位に働いている状態となります。
このバランスが大きく乱れた時に起こるのが自律神経失調症です。
交感神経の優位性が大きすぎたり、両方の神経が低下してしまうと身体が不調な状態となってしまうのです。
自律神経失調症が原因で起こる主な症状は以下の通りです。
・不眠
・身体のほてり
・情緒不安定
・頭痛/眩暈(めまい)
・かゆみ/皮膚トラブル
・動悸/息切れ
・頻尿/乏尿
・過食/食欲不振
・便秘/下痢
・倦怠感
・肩こり/関節痛
・冷え/痺れ
近年では20代、30代の方にも多く見られ、仕事や生活環境のストレスや不規則な生活リズムによって交感神経が優位になる時間が長くなり、体調不良を訴える方も少なくありません。
食事を意識することで
自律神経は良くも悪くも「自分自身で調節できない」ことが特徴の一つですが、日頃の食事を意識することで自律神経の乱れを予防し、自律神経失調症によって起こる身体の症状を和らげる効果が期待できます。
◎ バナナで「幸せホルモン」を分泌
バナナには【トリプトファン】という物質が含まれています。
このトリプトファンは『幸せホルモン』と呼ばれる【セロトニン】を作り出すために必要不可欠な物質です。
セロトニンは脳や身体をリラックスさせる効果があり、優位に立ち過ぎている交感神経を落ち着かせることで自律神経のバランスを整える効果が期待できます。
トリプトファンはヨーグルトなどの乳製品や大豆製品にも含まれているので、一緒に摂取すると良いでしょう。
おすすめのメニューは「バナナきなこヨーグルト」です。

◎ ブロッコリーでストレス解消
ブロッコリーには「ビタミンC」が多く含まれており、レモンの3倍と言われています。
ストレスを感じると体内のビタミンCを消費してしまい、ビタミンCが不足するとストレスを溜め込むことになってしまいます。
ビタミンCは体内で作ることが出来ないので、積極的に食事から取り入れることを推奨します。
同じくビタミンCが豊富な豚肉と疲労回復効果が期待できる栄養満点のニンニクと合わせるとお酒のおつまみとして最適です。
おすすめのメニューは「ブロッコリーとベーコンのガーリック炒め」です。

◎ トマトでリラックス効果
トマトには血行促進や生活習慣病予防が期待できる「リコピン」が多く含まれている食材ですが、【ギャバ】という成分も含まれています。
ギャバが不足すると交感神経が優位になり、自律神経が乱れてしまいますがギャバを体内に取り入れることで自律神経失調症のリスクを低下させることが期待できます。
一日の摂取目安は中玉のトマト1個。
スープにすることで食べやすくなります。
おすすめのメニューは「ミネストローネ」です。
ブロッコリーを入れても美味しくいただけます。

まとめ
自律神経失調症からくる体調不良は食事を意識することで症状を軽減できる期待が高まります。
○ バナナで幸せホルモンを分泌
○ ブロッコリーでストレス解消
○ トマトでリラックス効果
これらの食事を意識して自律神経の乱れを整えて健康な身体を築きましょう。
