【寝違え】原因と対策
「朝起きたら首に違和感」
「起床時の首の痛みやはり」
「首が思うように動かせない」

このような症状は「寝違え」と言われ、誰でも一度は経験があるのではないでしょうか?
寝違えは通常、2~3日で症状が落ち着いてくるので気にしない方も多いかもしれませんが、痛みやはりが治まるまでは何かとストレスがかかり、日常生活も不便です。
実はこの「寝違え」の症状にお悩みの方が近年増加傾向にあるのです。
原因はスマートフォンやパソコンが大きく関わってきます。
寝違えの症状と原因
寝違えは字の通り、睡眠をとって起床した際に首に症状を感じることが多いですが一概に「睡眠後に起こる」とは言えません。
首に大きな負担が掛かっている状態で急に振り向いたり、首を大きく動かした際にも症状があらわれる場合があります。
特に肩こりや首こりを日頃から感じていて、筋肉に疲労が溜まっている状態だと寝違えを起こしやすい傾向にあります。
肩や首に疲労が蓄積するのは長時間のスマートフォンやデスクワークによる姿勢が大きな要因となっており、近年急増しているのはこれが原因と言えるでしょう。

寝違えの主な症状
・首のはり・違和感
・首を動かすと筋肉痛のような痛みがでる
・振り向くことが窮屈で困難
・首が自由に動かない
・肩から手にかけて痺れがでる

原因
◆ 睡眠時の環境・姿勢
・無理な姿勢や、枕の高さ・反発性・硬さが適していない。
・首や肩に負担がかかるような変な寝相で寝てしまった。
・いつもと違う姿勢で睡眠をとった。
◆ 肩・首の疲労
・肩や首に疲労が蓄積していると血行不良を起こし、筋肉が硬直することで発症。
◆ デスクワーク・スマートフォン
・長時間の同じ姿勢によって首や肩に負担がかかり振り向きざまや何かの拍子で発症。

予防と対策
まずは首と肩の血行不良を改善し、寝違えが起こりにくい体質作りを意識していきましょう。
長時間のデスクワークやスマートフォンは首や肩に大きな負担を掛け、血行不良を引き起こします。
この血行不良によって筋肉が硬直し寝違えが起こりやすくなるのです。
まずは姿勢の見直しをしていきましょう。
パソコンはなるべく目線の高さに合わせて操作することで肩や首の負担を和らげ、血行不良の予防となります。
スマートフォンも同様、目線の高さで操作することを推奨します。

寝相に関しては無意識なものですので、良い姿勢で睡眠をとれるよう環境の見直しが重要となってきます。
枕の高さや硬さ、ベッドの硬さなど自分に適した環境で睡眠をとることが寝違えの予防となります。
あなたにとって寝心地が良い寝具が大前提ですが、腰が沈みにくい布団を選ぶことをおすすめします。
気を付けていたのに寝違えてしまった場合は、無理に動かさず安静にしておくことが一番です。
通常は2~3日程度で痛みが治まってきます。
湿布や保冷剤などで冷やすのも効果的です。
冷やすと痛みが治まってきます。
ある程度治まったら今度は温めていきましょう。血行が良くなり、筋肉の硬直も和らいできます。
また痛みがあるうちは過度に首を動かしたり、セルフケアやストレッチは控えましょう。
返って症状が悪化する恐れがあります。
まとめ
血行不良や疲労蓄積からくる肩こりや首こりから寝違えが起こりやすい体質になります。
日頃から血行を良くすることを意識することが、寝違えにくい体質になる近道です。
・入浴時は浴槽に浸かって身体を温める
・こまめに身体を動かし長時間の姿勢を避ける
・睡眠前のスマートフォンを控え、質の高い睡眠を心掛ける
など、生活習慣を少しだけ工夫することで血行を良くすることができます。
血行を良くして寝違えにくい体質を築いていきましょう。
