【手足・腕の痺れ(しびれ)】原因はストレスと血行不良
●何もしていないのに手がピリピリする
●普段から足がジンジンと痺れる
●痺れによって感覚が鈍くなる
疾患による痺れの原因は脳血管障害や糖尿病、椎間板ヘルニアなどが挙げられますが、疾患以外で手足や腕が痺れる場合も多くあります。
「指に力が入らず物を掴んでも落としてしまう」「服のボタンがとめられない」など日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。

痺れの原因
「ストレス」「血行不良」「神経の圧迫」が痺れの原因となる3大要因となります。
●ストレス
過度なストレスを感じると自律神経のバランスが乱れて自律神経失調症を患う場合があります。
自律神経失調症によって痺れを感じる場合があります。
●血行不良
血行不良を起こすと筋肉が硬直して痺れを感じるケースがあります。
●神経の圧迫
手足の酷使や神経に何らかの異常があると、神経が圧迫されて痺れがあらわれます。
長時間の同じ姿勢や猫背などの不良姿勢も血行不良や神経の圧迫の原因となり、その姿勢によって痺れを感じるケースもあります。
また寒い時期や冷え症の方は血行不良によって痺れが頻繁に起きたり、時には痺れを通り越して痛みを感じる場合もあります。
手足の痺れによって日常生活に支障があらわれる主なケースは以下の通りです。
▶痺れによってデスクワークがはかどらない
▶ ドアを開けようとするとビリっと痺れる
▶ 力が入らず物を落としてしまう
▶ 足の痺れでつまずくことがある
▶ ボタンがとめられない
▶ 歩いていると足が痺れてくる
▶ 正座をしていないのに足が痺れる
痺れによって生活に不具合が生じるとストレスが積み重なり、更に症状を悪化させる恐れもあります。

予防と対策
疾患がないのにも関わらず「痺れ」を感じる方は、生活習慣を見直すことで改善できる期待が高まります。
○ストレスを発散
自律神経の乱れの原因となるストレスを溜めないことです。
家事や子育て、お仕事が忙しいかとは思いますが、割り切って自分だけの時間を作ることを心掛けましょう。
時には好きなことを思い切り楽しんでストレス発散することも痺れを予防・改善する方法の一つです。

○血行促進
デスクワークの姿勢や同じ姿勢で長時間過ごしていると、血行不良を起こして筋肉が硬直します。
筋肉の硬直によって神経が圧迫され、痺れを感じることとなります。
血行を促進するには「入浴は湯船に浸かって身体を温める」「就寝前のストレッチ」「規則正しい生活を心掛ける」ことが効果的です。
血行が促進されると筋肉が柔らかくなり、神経の圧迫を軽減します。
寒い時期や冷え症の方は代謝を上げることで血行が良くなってきますので、適度な運動を楽しむこともお薦めです。

○自律神経を整える
乱れた自律神経を整えることを心掛けましょう。
自律神経を整えるには「リラックス」することが大切です。
リラックスをするには「深呼吸」が非常に効果的です。
深呼吸をすることで副交感神経が優位に立ち、自律神経のバランスを整えるとともに興奮・緊張した心身を落ち着かせる効果が期待できます。

まとめ
手足や腕の痺れは「ストレス」「血行不良」「神経の圧迫」が大いに関係してきます。
痺れを感じると仕事や日常生活に支障があらわれたり、痺れの不安感からストレスを感じて体調を崩すケースもありますので、日頃から「ストレスを溜めない生活」「血行促進を意識した生活」を心掛けることが大切です。
生活リズムの乱れは自律神経のバランスを崩す原因となり、自律神経失調症によって痺れをともなう場合もありますので、規則正しい生活を意識していきましょう。
当院では痺れの症状に対しての施術をおこなっております。
疾患がないのにも関わらず、痺れの症状でお悩みの方は当院までお気軽にご相談ください。
