【オーバートレーニング症候群】
オーバートレーニング症候群とは過度なトレーニングを繰り返すことによって起こる症状です。
先日お伝えしたオーバーユース症候群は肩や肘、脚などに症状があらわれる身体疾患ですが、オーバートレーニング症候群は主に疲労感と精神的症状です。
疲れがきちんと回復していない状態でハードな練習やトレーニングを繰り返すと、慢性的疲労感や精神的疾患を患います。
過剰な練習メニューと身体レベルが見合っていない状態の中、
「たくさんトレーニングを積んで上達したい」という気持ちの焦りが加わって引き起こす症状です。
自覚症状がないまま、いつの間にか発症しているケースが多く、回復力が低下するのも特徴です。
スポーツや部活動に力を注いでいる高校生や大学生、アスリートの方に多い傾向があり、オーバートレーニング症候群による精神的不安定から退部や引退を余儀なくされた方も多くいらっしゃいます。

症状
▶ 慢性的疲労・慢性的倦怠感
休んでも思うように疲れがとれず、パフォーマンスが低下
▶ 動悸・息切れ
運動をしていない状態で動悸や息切れが起こる
▶ 不眠
眠れない・睡眠が浅い状態が続き、更に疲労感が溜まる
▶ 不安・焦り・緊張
試合や大会などの本番で十分なパフォーマンスが発揮できない
▶ 集中力の低下・イライラ
トレーニングや試合に集中できない・些細なことでイライラする
▶ うつ状態
ネガティブな状態が続き、やる気が起きなくなる
▶ 食欲不振
食欲が低下し身体が細くなる

原因
オーバートレーニング症候群の原因は「ストレス」からくる「自律神経の乱れ」です。
周囲からの期待やプレッシャー、チームメイトや指導者との人間関係、向上心や責任感などによるストレスが自律神経を乱して精神的疾患を患うこととなります。
・気配りや心配りができる方
・責任感が強い方
・真面目な方
・練習熱心な方
ほどオーバートレーニング症候群になりやすく、「もっと練習をして上達しよう」と自分を追い込んでしまう方も注意が必要です。

予防・対策
〇 完全休養日の設定
割り切って完全休養日を設定しましょう。
理想は1週間に1回ですが、疲労の度合いによってはそれ以上に設定しても良いかと思います。
トレーニングはやればやるほど上達すると思われがちですが、休養も大事です。
休養もトレーニングの一つと考えてください。

〇 質の高い睡眠
睡眠をしっかりとるのも大切です。
睡眠前や布団に入ってからのスマートフォンの操作は質の高い睡眠を妨げますので控えてください。
リラックスできる環境の中、身体をゆっくり休ませてあげようと意識することで、質の高い睡眠をとれるようになります。
〇 ストレッチ
入浴時や睡眠前にストレッチをすることで自律神経が整い、溜まった疲労やストレスを緩和することができます。
特に入浴時は血行増進が高まり、効率よく乱れた自律神経を整えることができます。
当院の施術について
当院ではオーバートレーニング症候群でお悩みの方への施術もおこなっております。
◎ 自律神経を整えることでのストレス低減
◎ 血行増進によって質の高い睡眠を促す
◎ 慢性的疲労・倦怠感の解消・低下した回復力の改善
以上、3点に重視して身体を施していきます。
オーバートレーニング症候群にお悩みの方は整体戦士ダイラマンにお任せください。
