【お尻外側の痛み・痺れ(しびれ)・違和感】坐骨神経痛の原因にもなる「梨状筋症候群」とは!?

痺れ

梨状筋
梨状筋と坐骨神経

梨状筋とはお尻の位置にある筋肉で、骨盤から股関節に掛けて付いている柔らかい筋肉です。

お尻に過度な負担が掛かると梨状筋が血行不良を起こし、本来柔軟である梨状筋が硬くなってしまう場合があります。この状態は「梨状筋症候群」と呼ばれ、お尻の痛みや痺れ・違和感、時には坐骨神経を圧迫してしまい脚の痛みや痺れを感じる坐骨神経痛の原因にもなってしまうのです。

●お尻の痛みや痺れ

●押すとコリコリして痛みを感じる

●慢性的な坐骨神経痛に悩まされている

そんな症状でお悩みの方は梨状筋症候群かもしれません。

梨状筋が硬くなる理由

梨状筋はお尻の圧迫や激しい運動が原因で硬直してしまいます。以下に該当する方は梨状筋症候群に注意が必用です。

●デスクワーク

長時間テレワークをする女性

長時間座った状態は梨状筋を圧迫して血行不良を招きます。テレワークやデスクワークの方は座っている時間が長くなる為、梨状筋が緊張してしまうことが懸念されます。

●長距離運転

長時間の運転は股関節の動きにより梨状筋に負担が掛かる

自動車の運転は股関節の動きによって梨状筋に負担が掛かります。特に長距離運転や渋滞に巻き込まれた際には負担が大きくなります。

●身体を捻るスポーツ

身体を捻る野球は梨状筋に負担が掛かりやすい

過度な運動は梨状筋に負担を掛けます。特に野球やゴルフ、テニスなど身体を捻るスポーツは大きな負担が掛かります。

●横向きで寝る

横向きで昼寝をする女性

側臥位(横向き)で寝ることが多い方は無意識のうちに梨状筋に負担を掛けている場合があります。

その他「荷物を運ぶ動きが多い」「緻密な作業を集中して行う」「長時間、脚を組む癖がある」といったことも梨状筋の緊張・硬直を招く恐れがあります。

坐骨神経痛との関係

梨状筋症候群は坐骨神経痛と大きく関係しています。

坐骨神経は梨状筋の間を通っている神経で、お尻から足先まである長い神経です。梨状筋に負担が掛かり緊張・硬直すると坐骨神経を圧迫してしまい坐骨神経痛を起こします。

坐骨神経痛は太もも裏や脹脛(ふくらはぎ)に痛みや痺れを感じ、日常生活に支障をきたす場合もあります。

腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症によって起こる場合もありますが、該当しない方は梨状筋症候群が原因となって坐骨神経痛があらわれている可能性があります。

予防

梨状筋症候群の予防はお尻の圧迫を軽減させて梨状筋の血行不良を招かないことが大切です。

〇適度に姿勢を崩す

デスクワークや自動車の運転で長時間同じ姿勢を余儀なくされる方はこまめに休憩をとり、姿勢を崩す意識を高めていきましょう。

1時間に1回くらいのペースで立ち上がって身体を動かしたり伸びをするなどしてリラックスすることが効果的です。

忙しくて休憩が取れず、長時間同じ姿勢を余儀なくされる場合は、クッション性の高いマットなどを椅子や座席に敷いてお尻の圧迫を和らげましょう。

〇ストレスを発散する

リラックス効果でストレスを発散する女性

ストレスが蓄積されると自律神経の乱れが起こり血行不良を招きます。梨状筋の緊張にも繋がりますので、日頃からストレスを発散することを心掛けて過ごしましょう。

〇身体を温める

入浴で身体を温める女性

身体の冷えは血行不良を起こして梨状筋の柔軟性が低下してしまう場合があります。入浴時は湯船に浸かって身体をしっかり温めるようにしましょう。

また普段からストレッチやヨガを取り入れると代謝の向上に繋がり、筋肉の柔軟性も高まってきます。梨状筋だけではなく身体全体を伸ばしていくことを意識していきましょう。

まとめ

梨状筋症候群は骨盤と股関節にかけて付いている柔らかい筋肉です。デスクワークや激しい運動によってお尻に過度な圧迫が掛かると、梨状筋が硬くなってお尻に痛みや痺れを感じる「梨状筋症候群」になる場合があります。

梨状筋症候群は太ももや脹脛に痛みを伴う「坐骨神経痛」の原因となっているケースもある為、日頃からお尻の圧迫による梨状筋の緊張を予防していくことが大切です。

「長時間の同じ姿勢を崩す」「ストレスを発散して血行を促進する」など、圧迫による負担や血行不良を防ぐ意識を高めて過ごしましょう。


当院では梨状筋症候群や坐骨神経痛でお悩みの方を全力でサポートしております。お尻や太もも、脚の痺れ・痛みでお困りの方はお気軽にご相談ください。



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