【太もも裏の痺れ・脚やお尻の痛み・ふくらはぎの張り】「坐骨神経痛」の予防は梨状筋の柔軟性を高めるべし!

2021年7月13日痺れ

坐骨神経痛

坐骨神経は腰から脚にかけて通っている太くて長い神経です。この神経が圧迫されることで「坐骨神経痛」が起こります。

●太ももやお尻の痺れ・痛み

●脚の痛み・不快感

●腰痛・脚の冷感や灼熱感

坐骨神経痛はこのような症状があらわれます。

下半身に強い痛みや痺れを感じ「立っている時や歩行時に痛みや痺れを感じて歩けない」「お尻や太ももの不快感によって眠れない」「痛みによって靴下が履けない」など日常生活に支障をきたす場合もあります。

男女問わず20代から50代の幅広い年齢層の方が坐骨神経痛に悩まされている傾向があり、お悩みの方は1500万人に上るとも言われています。

原因

お尻の筋肉(梨状筋)の間を通っている坐骨神経が圧迫されてしまうことが原因です。慢性的に梨状筋が緊張したり、柔軟性が失われること(梨状筋症候群)で坐骨神経痛を引き起こしてしまいます。

梨状筋が緊張したり硬くなってしまう要因は以下の通りです。

●デスクワーク

長時間デスクワークをする女性

長時間座った状態でデスクワークをしていると梨状筋が血行不良を起こして柔軟性が失われます。硬くなってしまったことで坐骨神経が圧迫されて脚の痛みや痺れを感じることになります。

●長時間の運転

自動車渋滞

デスクワーク同様、頻繁に長時間の運転をしていると梨状筋の緊張が慢性化してしまう場合があります。

●過度な運動

ジョギングをする女性

激しい運動や身体を捻るスポーツ(主に野球やゴルフ、テニスなど)によって梨状筋に負担が掛かってしまい、柔軟性が失われてしまう場合があります。

●反り腰

反り腰と正常な姿勢のイラスト
左:反り腰 右:正常な姿勢

反り腰の方は骨盤が前に傾いている可能性があり、骨盤の傾きによって梨状筋が引き伸ばされいる場合があります。この状態が慢性化すると坐骨神経痛になる恐れがあります。


坐骨神経痛は梨状筋の緊張や硬直によるもの以外にも、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症による神経の圧迫も考えられます。

予防

坐骨神経痛の予防は、原因の一つである「梨状筋の緊張・硬直」を未然に防ぎ「柔軟な状態を保ち続けること」が大切です。

〇長時間の同じ姿勢を回避する

デスクワークの合間に伸びをする女性

デスクワークや長距離運転の際は1時間に1回位のペースで休憩をとり、姿勢を崩すことをお勧めします。軽く伸びをしたり立ち上がって身体を動かすなどの意識をしていきましょう。

難しい運動や複雑なストレッチでなくても「長時間の同じ姿勢を回避」するだけで梨状筋の緊張がほぐれる期待が高まります。

その場で数分間の足踏みをすることも効果的です。

〇梨状筋のストレッチ

梨状筋のストレッチをする女性

上の写真のようなストレッチが効果的です。

深呼吸をしながら両脚を交互に10秒ずつ行いましょう。入浴後や睡眠前に行うことがお勧めです。

痛みや痺れが生じている場合

〇ボールを使って刺激する

テニスボール

仰向けになり、痺れや痛みを感じるお尻や太ももの下にボールを入れます。

「痛気持ちいい場所」がありますので、その部分を中心に身体を微妙に動かして適度な刺激を与えましょう。血行がピンポイントで促進されて症状が和らぐ効果が期待できます。不快な痛みを感じる場合は控えるようにして下さい。

使用するボールは心地良よい刺激を感じられる硬式用のテニスボールがお勧めです。

まとめ

坐骨神経痛は太もも裏やふくらはぎにあらわれる痺れや痛みで、場合によっては日常生活に支障をきたす症状です。

脚に通っている長い神経(坐骨神経)が圧迫されることで起こり、お尻の筋肉(梨状筋)の緊張をはじめ、腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症により神経が刺激されることで痺れや痛みを感じます。

デスクワークや運転による長時間の同じ姿勢やハードな運動が梨状筋に負担を掛けてしまいますので、こまめに身体を動かして同じ姿勢を回避したり、入念なストレッチをしてから運動をするなど日頃から梨状筋を柔軟にする意識を高めて過ごしていきましょう。


当院では坐骨神経痛でお悩みの方を全力でサポートしています。脚の痺れや痛みでお悩みの方はお気軽にご相談下さい。



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