【月経前不快気分障害(PMDD)】PMSと何が違うの?

生理の3日から10日前頃からあらわれる月経前症候群(PMS)
イライラや情緒不安定、肩こりや腰痛が強く出るなど心身共に様々な不調があらわれ、80%以上の方が悩んでいると言われています。
それと似た症状で月経前不快気分障害(PMDD)という症状があるのをご存じでしょうか。
月経前症候群(PMS)よりも症状が重く、5%前後の方が悩んでいると言われている症状です。
症状
月経前症候群(PMS)と同様の症状があらわれます。最大の違いは心や身体にあらわれる症状の数と重さです。
【精神的症状】

・イライラ
・怒りっぽくなる
・無気力
・集中力低下
・情緒不安定
・憂鬱
・緊張感
・落ち着かない
・パニック
【身体的症状】

・疲労
・だるさ
・頭痛
・眩暈(めまい)
・腰痛
・肩こり
・むくみ
・のぼせ
・不眠
・眠気
・肌荒れ
・食欲増進
上記は月経前不快気分障害(PMDD)と月経前症候群(PMS)に共通する主な症状です。
生理の3日から10日前に、これらの症状のどれか1個でも該当すると「PMS」
5個以上に該当、もしくは日常生活に支障をきたすほどの重くつらい症状があらわれる場合は「PMDD」と言われています。
原因

月経前不快気分障害(PMDD)は月経前症候群(PMS)同様、はっきりと原因はわかっていませんが「女性ホルモンのバランス」「ストレス」「生活リズムの乱れ」が関連していると言われています。
特に真面目な方やストイックな方、几帳面な方は症状があらわれやすい傾向があります。
また産後間もない方は子育てによる不安感やストレスとホルモンバランスの乱れが重なるタイミングでもある為、より強く症状があらわれたり、産後うつになってしまう場合もあります。
予防と対策
普段から自律神経の乱れに注意して整えていく意識が重要です。
〇身体を動かす

ヨガやストレッチ、ジョギングやウォーキングなどで身体を動かす習慣をつけていきましょう。
身体にストレスが掛かるような激しい運動ではなく、心地よく楽しめる運動やスポーツをお薦めします。
仕事の時は離席して軽く伸びをしたり、身体を動かすだけでも効果が出てきます。
時々休んで心と身体を落ち着かせることが大切です。
〇リラックスする

入浴や趣味を楽しんで心と身体を落ち着かせリラックスさせましょう。リラックスすることで自律神経が整い、質の高い睡眠も期待できます。
〇周囲の人に理解をしてもらう

月経前不快気分障害や月経前症候群は認知度の低さと症状が伝わりにくいことから、理解されにくい症状の一つです。誰にも相談できず一人で悩んでいる方も少なくありません。
しかし最近では「PMDDやPMSの理解度を高めよう」という運動も積極的に行われており、徐々にではありますが以前より認知度も高くなってきています。
身近にいる家族やパートナー、職場や学校の友人に認知度と理解力を深めてもらい、時には手助けしてもらうなど周りの方々に協力してもらいましょう。
まとめ
原因はまだはっきりとわかっていない月経前不快気分障害ですが、自律神経の乱れを整えることで症状が落ち着いてくる期待が高まります。
当院ではPMDDやPMSによるつらい症状でお悩みの方をサポートしております。月経前不快気分障害や月経前症候群でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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