【月経前症候群(PMS)】生理前のイライラや気分の落ち込みでお悩みの方へ

2021年1月12日自律神経

月経前症候群(PMS)

● イライラや情緒不安定

● 肩こり・腰痛

● 疲労感・眠気・不眠

生理前に決まって起きる心や身体の不調。それは「月経前症候群(PMS)」かもしれません。


月経前症候群(PMS)によって80%以上の女性が様々な症状に悩んでいると言われています。生理の3日から10日前頃からあらわれる症状で心と身体に不調があらわれます。

症状は人それぞれ異なり、月経前症候群の症状は200種類以上あると言われています。生理が始まると自然と症状が落ち着いてくるのも特徴です。

原因は女性ホルモンが関係していると言われていますが、はっきりとは解明されていません。

日本では認知度が低く「理解されない」「症状の重さが伝わらない」という理由から、相談もできず一人で悩んでいる方も多くみられます。

PMSの主な症状

PMSで体調が悪い女性

症状の種類は200種類以上と言われていますが、主な症状は以下の通りです。

【精神的症状】

●イライラ・怒りやすくなる

●ボーっとする

●集中力の低下

●情緒不安定

●憂鬱

●緊張感

●落ち着きがなくなる

●パニック


【身体的症状】

●疲労感・倦怠感

●頭痛・眩暈(めまい)

●腰痛・肩こり

●浮腫み(むくみ)・のぼせ(ホットフラッシュ)

●不眠・眠気

●肌荒れ・にきび

●食欲増進・体重増加


症状の種類や期間など個人差が様々で、生理が始まると症状が落ち着いてくるのが特徴です。

その中でも約5%の方が、生活に支障をきたすほど重度な症状があらわれる月経前不快気分障害(PMDD)に悩んでいると言われています。

原因

多忙でストレスを抱える女性

はっきりとした原因はわかっていないというのが現状ですが、女性ホルモンのバランスが関連していると言われています。

またストレスや食生活・生活リズムの乱れも関わっているという報告もあり、これらの要因が重なることで月経前症候群が起こると言われています。


特にストレスを感じやすい方は症状が強くあらわれる傾向があります。

「几帳面」「我慢するタイプ」「負けず嫌い」「ストイック」「真面目」な性格の人はストレスを溜め込みやすく、ストレス発散が苦手な方が多いので注意が必要です。

予防と対策

乱れた自律神経を整えることが月経前症候群の症状を緩和することに繋がります。
自律神経についての詳細はこちら

〇ストレッチやヨガを楽しむ

ストレッチをする女性

身体に症状があらわれると肩や腰が緊張を起こし、肩こりや腰痛の原因となります。
リラックスできる環境で身体をゆっくり伸ばすことで自律神経の乱れが落ち着き、肩こりや腰痛の予防にもなります。

また散歩やジョギングなどの運動を楽しむことで視覚のリフレッシュ効果が高まり気分転換にもなります。

心も身体もほぐしてあげることが大切です。

〇食事を意識する

海藻サラダ

情緒不安定になっている方は神経が緊張している可能性があります。
カフェインを含むコーヒーや香辛料を極力避けて神経を落ち着かせましょう。

ビタミンB6やマグネシウムを意識して摂取することで情緒不安定の症状を和らげる効果が期待できます。

レバーやナッツ類、海藻類がお薦めです。


浮腫み(むくみ)が気になる方は塩分やアルコール類を控えましょう。

〇生活リズムを見直す

ぐっすり眠る女性

月経前症候群の症状が出ている期間だけでも、ゆったりとリラックスして心と身体を落ち着かせましょう。
ストレスは極力溜め込まず、肩の力を抜いて気楽に過ごすことが症状を悪化させないポイントとなります。

入浴は湯船にしっかりと浸かり身体を温めることで睡眠の質が高まります。
睡眠の質も心と身体を落ち着かせる重要な要素です。

まとめ

理解度も低く原因もはっきりわかっていない月経前症候群(PMS)ですが、自律神経を整えていくことで症状を和らげていく効果が大いに期待できます。

当院では月経前症候群の症状でお悩みの方のサポートしております。生理前のつらい症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。



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