【脚・足の不快感】むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)

●夕方から夜にかけて脚がムズムズする
●脚の不快感によって眠れない
●脚の中にかゆみや火照りなどの何とも言えない感覚がある
そんな脚の不快感を感じる方は「むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)」かもしれません。
むずむず脚症候群は別名「下肢静止不能症候群」とも呼ばれ、男性より女性の方が1.5倍ほど多く発症する傾向にあります。
特に40代の女性に多いと言われていますが、最近では10代から20代の方にも多くみられる症状です。発症例は2%から4%程度と言われ、原因ははっきりと解明されていません。
症状・特徴

【症状】
●脚の不快感
●かゆみ
●火照り
●ムズムズする感覚
●脚の倦怠感
●脚の痺れ
●脚の痛み
【特徴】
● 寝ている時や座っている時に起こる
● 歩行するとムズムズ感や不快感が和らぐ
● 夕方から夜にかけて起こる
● 脚がムズムズする為、動かしたくなる
● 女性や妊婦さんに多い傾向
睡眠時に多く発症する傾向にあり脚の不快感やもどかしさによって眠ることが出来ず、不眠症を患うこともあります。
不眠症によって日中イライラしたり疲労感を強く感じることも少なくありません。また脚の不快感に対して極度の不安を覚え、精神的に不安定になる場合もあります。
原因
原因ははっきりとわかっていない症状ですが、当院では以下の2点が主な原因と考えています。
〇鉄分不足
女性の方や妊婦さんに症状が多いことから「鉄分不足」が考えられます。
体内の鉄分が不足すると「ドパミン」という物質の働きが弱くなり、四肢の機能が低下すると言われています。
〇血行不良
血行の流れが悪いことが考えられます。
寝ている時や動いてない時に症状があらわれることから「血行不良」が大きく関係していると言えるでしょう。
脚は比較的、心臓から遠い場所です。
血液の流れが滞ると、ポンプの役割をしている心臓から離れている脚に症状が出やすい傾向があります。
予防と対策
「鉄分の摂取」と「血行促進」が効果的と考えられています。
〇鉄分の摂取

鉄分が多く含まれる食材はレバー・赤みの肉・納豆・乾燥ひじきです。
特に豚のレバーは鉄分がダントツです。
鉄分の他にドパミンの働きを活発にする食材も摂取していくと効果的です。
一般的にはカフェインが含まれるコーヒーや緑茶、胡椒などのスパイス類があげられますが、コーヒー・緑茶にはタンニンという成分も含まれており、鉄分の吸収を妨げてしまいます。
カフェインも興奮作用があるので不眠の原因となる場合もありますので「むずむず脚症候群」に悩まされている方は極力控えましょう。
アルコール類も同様です。
むずむず脚症候群にはスパイスが適度に使われているカレーがお薦めです。
赤みの肉を使ったカレーライスを召し上がることで効率よく鉄分とドパミンを補えます。
むずむず脚症候群でお悩みの方は鉄分の摂取を意識してみてください。
〇血行促進

動かすと症状が和らぐ傾向にあることから血行を促進させることが良いと考えています。
一過性ではなく、血行促進をなるべく持続させることが大切です。
入浴時はゆっくり湯船に浸かり、脚をしっかりと揉みほぐして血行を促してください。
太ももから膝、膝から足首へと流すように脚を揉んでいくことで血行が促進されます。
強い刺激ではなく、心地良いくらいの刺激でゆっくりと行うことがポイントです。
また睡眠前のストレッチやヨガも効果的です。
寒い時期は「湯たんぽ」を活用すると脚の冷えを予防し、血行促進の効果が期待できます。
また大きなストレスを溜め込んでしまうと自律神経の乱れから血行不良を起こして「むずむず脚症候群」の症状があらわれる方も多く存在します。
こまめにストレスを発散することを心掛けましょう。
まとめ
むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)は「鉄分不足」「血行不良」「ストレス」が原因で起こる脚の不快感を覚える症状です。
脚のムズムズ感や不快感は不眠症の原因にもなり、自律神経失調症や精神的な症状に発展する可能性もあります。
日頃から「鉄分の摂取」「血行促進」「ストレス発散」を心掛けて過ごしていきましょう。
当院ではストレスや血行不良が原因で起こる症状でお悩みの方を全力でサポートしています。
ストレスを感じている方やストレスが原因で起こる心身の症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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