【サンドウィッチ症候群】「板挟みのストレス」が原因で起こる倦怠感や気分の落ち込み
●上司・部下との板挟みによるストレス
●毎日会社に行くことがつらい
●倦怠感や疲労感が抜けない・眠れない
サンドウィッチ症候群は中間管理職の方や役職のついている方に多い症状です。
「職場の上司と部下の板挟み」によって過度なストレスを感じ、心や身体に不調をきたします。
比較的男性の方が悩まされる症状でしたが、近年では結婚・出産後も仕事を続ける女性が増えてきていることで、働く女性に増加している傾向があります。
管理職症候群、マネジャーシンドロームとも呼ばれています。

主な症状
上司と部下の板挟みによるストレスで自律神経のバランスが乱れて心と身体にあらゆる症状があらわれます。
【心の症状】
●気持ちの落ち込み
●意欲の低下
●情緒不安定
●不眠
●イライラ
【身体の症状】
●腰痛・肩こりが強くあらわれる
●頭痛
●眩暈(めまい)
●胃痛・腹痛(過敏性腸症候群)
●動悸・息切れ
【行動の症状】
●出社拒否
●自暴自棄
●仮病
会社に向かおうとすると体調不良を感じたり、職場に近づくにつれて動悸や息切れを感じたりするケースが多く、重症化すると適応障害やうつ病に発展しかねない症状です。

原因
「上司からの圧力・プレッシャー」と「部下の反発、部下に依頼した仕事がうまく進まない」などといった、上からと下からのストレスを感じることで自律神経のバランスが崩れて症状があらわれます。
またお子様の急病等で欠勤しなくてはならない状況でも、自分のポジションを考えると欠勤することに抵抗があり、大きなストレスを感じてしまう場合もあります。
役職や中間管理職の方は上司にも部下にも目配り・気配りが必須で、理不尽な注文も受け止めなくてはならないポジションです。
板挟みのストレスによって神経をすり減らしている状態が毎日のように続くと、心身ともに体調を崩してしまうこととなるのです。

なりやすいタイプ
〇真面目
〇優しい・面倒見がよい
〇一人で解決しようとする
〇部下のミスに対して怒れない
〇周囲の目が気になる
〇誠実
〇几帳面
このような性格の方は非常にストレスを溜め込みやすいタイプで注意が必要です。
また部下のミスを挽回しようと遅くまで仕事を頑張ってしまう方や責任感が強い方もサンドウィッチ症候群になりやすい傾向があります。

学生の方もなり得るサンドウィッチ症候群
サンドウィッチ症候群に悩まされる方は働く大人だけではありません。中学生や高校生、大学生など学生の方でもなり得る可能性があります。
例えば部活動でキャプテンや部長を任されている方は監督と部員の板挟みになる場合があります。監督からの期待・プレッシャーと部員の意見・反発からストレスを感じて体調を崩すケースもあるのです。
新入部員の教育係を担当している方やクラスをまとめる学級委員長を任せられている方も同様に気を付けなくてはなりません。
先輩と新入部員、担任の先生とクラスメートの板挟みによるストレスを受けやすいポジションですので注意が必要です。

予防と対策
サンドウィッチ症候群はストレスが原因です。
ストレスを溜め込まずこまめに発散することが重要となります。
〇悩みを吐き出す
仕事の悩みは抱え込まず、信頼しているパートナーや家族、同じ立場にいる友人に話を聞いてもらいましょう。
悩みの内容が理解してもらえず解決の糸口にならなくても、言葉に出して話を聞いてもらうだけで気持ちが楽になります。

〇リフレッシュを心掛ける
休日はできるだけ仕事のことを考えずリフレッシュや気分転換を心掛けましょう。
また「頑張った自分へのご褒美」を定期的に行うこともストレス発散の効果が期待できます。
適度な運動やスポーツを楽しむことも効果的です。

〇一人で抱え込まない
上司や部下を気遣って一人で仕事や責任を背負わず、チームとして解決していく意識を高めていきましょう。「個」ではなく「全」という意識を持つことで協調性が生まれます。
この「協調性」こそがあなたのストレス発散・解消に大切なことと言えるでしょう。

まとめ
サンドウィッチ症候群は認知度はまだまだ低いものの、男女問わずお悩みの方が多い症状です。
責任感の強さや一人で背負い込んでしまう性格によってストレスを溜めやすく、自律神経が乱れることで体調を崩してしまいます。
この体調不良を放ってしまうと、うつ病やバーンアウト症候群(燃え尽き症候群)に発展しかねませんので安易に考えてはいけません。
ご自身の体調不良を見逃さず、体調が悪化する前から予防していきましょう。
当院ではストレス症状や自律神経の乱れからくる体調不良でお悩みの方を全力でサポートしています。
職場や学校、部活内で「板挟み」によるストレスを感じている方はお気軽にご相談ください。
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