【サザエさん症候群】日曜日の夕方に起こる体調不良
・明日からまた仕事が始まる
・休日が終わってしまう
・学校に行くのが嫌だ
日曜日の夕方頃に「休日が終わってしまう」「明日から仕事や学校が始まる」というネガティブな気持ちから憂鬱感や倦怠感、さらには不眠といった体調不良でお悩みの方は意外と多くいらっしゃいます。
これは「サザエさん症候群」と呼ばれています。
土日休みのお仕事をされている方や学生の方に多くみられる症状です。

主な症状
●気分が落ち込む
●不安感
●不眠
●倦怠感・疲労感
●肩こりや腰痛が強くあらわれる
●意欲の低下
●情緒不安定
特に精神的な症状があらわれる傾向がありますが、症状の具合や種類は個人によって様々です。
日曜日の夕方頃から症状があらわれますが、月曜日には症状が落ち着いているケースが多いのも特徴の一つです。

原因
サザエさん症候群の原因は「ストレス」です。
・職場や学校の人間関係
・仕事内容やテスト
・プライベートな悩み
明日から再び訪れる嫌なことや悩みを考えることでストレスを感じ、自律神経のバランスが乱れることで倦怠感や憂鬱な気分などの体調不良を起こします。
また不規則な生活を送っていたり生活リズムが乱れているとサザエさん症候群を誘発しやすいとも言われています。
なりやすいタイプ
【行動】
●休みの日は寝ていることが多い
●平日は睡眠時間が短い
●家でゴロゴロして過ごすことが多い
●休みの前日はテンションが上がる
●夢中になれる趣味がない
【性格】
●優しい
●頑張り屋さん
●犠牲心が強い
●困っている人がいると助けたくなる
●慎重派
●他人を頼りたくない
●他人に甘く自分に厳しい
また気持ちの切り替えや仕事とプライベートのスイッチの切り替えが苦手な方は症状があらわれやすい傾向があります。

予防と対策
サザエさん症候群は適応障害やうつ病に発展しかねない症状ですので安易に考えてはいけません。
予防と対策は「休日の過ごし方」が重要となります。
平日とのギャップを如何に縮めるかということがポイントです。
〇普段と同じ時間に睡眠・起床する
休みの前日は夜更かしをしたり、休日はお昼頃まで寝ていたりと生活リズムが乱れると自律神経のバランスが崩れて精神状態が不安定になります。
睡眠・起床時間は平日と同じ時間を心掛けることで体内リズムが整い、自律神経の乱れを予防する効果が期待できます。

〇休日は外出する
平日の疲れから休日は家でゴロゴロ過ごしたくなるのも分かりますが、予定を立てて外出することも効果的です。
休みの日に家でダラダラと過ごしていると翌日の切り替えが困難になります。
ショッピングや運動を楽しむことでリフレッシュ効果も高まり、ストレスの発散にも繋がります。
外に出て太陽の光を浴びることも予防の効果が期待できます。

〇自分へご褒美をする
「憂鬱だったけれど一生懸命頑張れた」
そんな自分にご褒美をすることも効果的です。休みの翌日や月曜日に「楽しみ」を設定して自分自身の心と身体を労いましょう。
楽しみに向かって頑張るという意欲が憂鬱感をはね返し、症状を予防できる期待が高まります。

まとめ
サザエさん症候群は「ストレスの原因」を把握しておくことが大切です。
把握しておくことで、それに相応しい対処法が見つけやすくなります。
また自分だけで悩みやストレスを解決しようとせず、信頼できる同僚や友人に相談することも症状を悪化させない一つの方法と言えるでしょう。
「週末に起こる些細な気分の落ち込み」と安易に考えていると症状が重症化する恐れもあります。
規則正しい生活リズムとストレスの対策を意識して予防していきましょう。
当院では自律神経やストレスからくる症状に対しての施術をおこなっております。
つらい精神状態や身体の症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
