【坐骨神経痛】下肢・下半身に起こる不快な痺れ(しびれ)や脚の痛み

2020年9月16日痺れ

坐骨神経痛によってふくらはぎが痺れる女性

坐骨神経とは臀部(お尻)から太ももを通り、足の指先まで繋がっている太くて長い神経です。

主に腰椎(背骨の腰の部分)に異常があると、坐骨神経に強い圧迫がかかり「坐骨神経痛」として下半身に痺れや痛みがあらわれます。

坐骨神経痛は50歳以上の方に多くみられる症状でしたが、近年では20代から30代の若い方にもみられる症状です。

主な症状

ふくらはぎの痺れに悩む女性

お尻・太もも・ふくらはぎといった脚の裏側に症状があらわれます。

●ピリピリ・ジンジンする痺れ(しびれ)

●痛み

●麻痺

●張り・こわばり

●倦怠感

●締め付けられるような感覚

●熱感・ほてり

脚全体に症状を感じたり、脚の一部に症状があらわれる場合もあります。

坐骨神経痛が重症化すると痛みや痺れで立ち上がりや歩行が困難になったり、排泄障害を伴うケースもあります。

また、脚の痛みや痺れから過度なストレスを感じてしまい、自律神経失調症適応障害、うつ病などの精神的症状を患う場合も少なくありません。

原因

●腰の負担

デスクワークの方は坐骨神経痛に注意が必要

坐骨神経痛は腰椎(背骨の腰の部分)が何らかの異常が起きることで、坐骨神経が圧迫されて太ももやふくらはぎに痛みや痺れを感じます。

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が原因の場合もありますが、デスクワークや長時間の同じ姿勢などでも坐骨神経を圧迫してしまい痛みや痺れに悩まされるケースも増えてきています。

●骨盤の歪み(ゆがみ)

妊婦さんは坐骨神経痛に悩まされることが多い

骨盤が大きく歪んでいたり、正常な位置にない場合も坐骨神経を圧迫し痛みや痺れがあらわれます。

特に妊娠・出産をご経験された方は、赤ちゃんがスムーズに出てこられるように「骨盤が緩んでいる状態」になっており、骨盤の歪みやすくなっています。

骨盤が歪むと骨盤まわりの筋肉が硬直してしまい、坐骨神経を圧迫してしまいます。

また足を組む癖がある方やヒールを好んで履く方も骨盤が歪んでいる場合があり、坐骨神経痛に悩まされている方も少なくありません。

●ストレス

ストレスを感じる女性

大きなストレスを感じると血行不良や自律神経の乱れを起こし、坐骨神経を圧迫する場合があります。
ストレスと坐骨神経痛は大きな関係があり、痛みや痺れの強弱にも関わってきます。

予防と対策

〇姿勢の見直し

仕事の合間に軽く伸びをする女性

坐骨神経を圧迫してしまう不良姿勢を見直す必要があります。特にデスクワークなどの長時間同じ姿勢をされている方は気を付けなければなりません。

時々姿勢を変えることで坐骨神経の圧迫を軽減し、坐骨神経痛を予防する効果が期待できます。
1時間に1回程度のペースでパソコンから手を離し、立って腰を回したり簡単なストレッチをするよう心掛けましょう。

〇血行促進

ストレッチをする女性

血行を促進することで症状を和らげる期待が高まります。入浴時や睡眠前のストレッチが効果的です。

身体を温めることも症状の緩和に繋がりますので、常温や温かい水分を摂取したりブランケットを掛けるなど身体を冷やさない工夫を心掛けましょう。

〇適度な運動

ウォーキングを楽しむ男女

適度な運動を習慣づけることで代謝を上げて症状を緩和する効果が高まります。
無理なく身体に見合った運動を継続していきましょう。

ウォーキングや体操など楽しめる程度の運動を継続することを心掛けましょう。

まとめ

坐骨神経痛は腰椎の負担や異常(椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症)によって神経が圧迫されることで痺れや痛みを感じる症状です。腰への負担を日頃から軽減していくことを心掛けていきましょう。

冷えやストレスも要因となります。

「身体を冷やさない」「ストレスを溜めない」ことが坐骨神経痛の予防となりますので「身体を温める」「ストレスを発散する」ことを日頃から意識して過ごしましょう。


当院では坐骨神経痛でお悩みの方をサポートしております。
坐骨神経痛によるつらい痛みや痺れにお悩みの方はお気軽にご相談ください。



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