【サイレント肩こり】自覚がない「隠れ肩こり」とは

肩こり

「サイレント肩こり」をご存じでしょうか。


隠れ肩こりとも呼ばれており、肩が凝っているのにも関わらず「肩こりの症状を感じない」状態を言います。

肩こりの自覚がないのに「肩が凝ってますね」「肩こりが酷い」と言われたことがある方や肩こりは感じていないけど肩に違和感がある方は「サイレント肩こり」かもしれません。

「肩が凝っていると言われるけど、肩こりを感じていないから大丈夫」と思うかもしれませんが、決して良いことではありません。

サイレント肩こりを放置してしまうと、重度な肩こりを患ったり頭痛や吐き気を伴う場合もあります。

サイレント肩こりは症状があらわれると症状が強くあらわれたり、慢性化してなかなか改善しないケースも少なくないので日頃から注意が必要です。

肩に違和感を覚える女性

肩こりをなぜ感じない?

肩こりの自覚がないのに他人から「肩が凝っている」と言われたり、以下の項目に1つでも該当する方は「サイレント肩こり」の可能性があります。


● 肩以外に気になる症状がある
腰痛や背中の痛み、痺れなど肩以外の部分が気になっていたり、不快感があると肩こりよりも悩んでいる症状ばかりに意識が集中してしまい肩こりを自覚できない場合があります。

身体の症状に限らず、悩みなどで精神的につらい状態でも同じことが言えます。


● 多忙
仕事で多忙な生活を続けていると身体の不調を見落としてしまいます。
体調管理の優先順位が低くなってしまっていることで肩こりに気付けない場合があります。


● 肩こりの耐性が強い
凝りや痛みの耐性が強い方は肩こりを感じない場合があります。


● 身体が慣れてしまう
慢性的な肩こりを患っていると身体が不快感に慣れてしまい肩こりの感覚が薄くなる場合があります。


サイレント肩こりは自覚がない為、気付かない方がほとんどです。
放置してしまうと強い凝りや痛み・痺れを感じるようになるため注意が必要です。

デスクワークで忙しい女性

気付かないタイプ

● デスクワーク
パソコンでの仕事が多い方やテレワークが増えた方は長時間の同じ姿勢から肩こりになりやすいと言えます。

特にテレワークの場合は自宅で仕事をする為、仕事とプライベートのスイッチの切り替えがうまくいかないことでのストレスから自律神経が乱れてしまい肩こりの症状を見落としてしまう場合があります。


● 子育てに奮闘中の方
子育てに一生懸命になり、自分自身の体調不良を見落としてしまっている場合があります。
その一生懸命さが故に、肩こりを感じなくなっている方も少なくありません。


● ストイックな方
「些細な体調不良だから大丈夫」と身体に鞭を打って頑張り過ぎている方も注意が必要です。
特に自分に厳しいストイックな方は、肩こりの不快感を精神力の強さで跳ね返してしまいますので肩こりを感じない方が多い傾向があります。


● 気遣いをする方
「肩こりで体調が悪いけど周りに迷惑を掛けてしまうかも」と気遣いをする方や周囲の目が気になる真面目な方は肩こりに悩んでいても「迷惑を掛けまい」と頑張り過ぎてしまいます。
結果、肩こりの感覚がなくなってしまい、気が付いた時には重症化しているケースがあります。


● スポーツに力を入れていた方
部活動などで熱心にスポーツをしている方や、スポーツをしていた経験がある方は筋肉の発達によって痛みに強い身体になっている場合があり、少しの凝りやはり程度では気が付かない場合があります。

子育てをする母親

サイレント肩こりを放置すると

「肩こりや肩の不快感が感じないから」と安心して放置すると肩こりが重症化する恐れがあります。

肩こりが重症化すると以下のような症状があらわれる場合があります。


● 慢性的な肩こり

● 肩の激しい痛み

● 肩・腕の倦怠感

● 腕が上がらなくなる

● 腕の痺れ

● 頭痛

● 眩暈(めまい)

● 吐き気

● 不眠


症状があらわれた時は肩こりが重症化しているケースが多く、日常生活に支障をきたす場合もあります。

また肩こりが慢性化することがあり、肩こりや肩の不快感から大きなストレスを感じることで身体のあらゆる部分に症状があらわれたり精神的に病んでしまう恐れもあります。

肩こりが重症化してしまうと治りにくくなる傾向がありますので、日頃から肩こりを予防していく意識を高めることが大切です。

頭痛に悩む女性

サイレント肩こりチェック

肩こりをセルフチェックしてみましょう。

1.胸の前で両手小指と両肘を付ける

胸の前で両手小指と両肘を付ける
両手小指と両肘を付ける

2.垂直に腕を上げる

垂直に腕を上げる
垂直に上げる
肘が首まで上がらない場合は肩こりの可能性が高い
横から見た画像

肩まわりや二の腕の窮屈な感覚によって肘が首の上まで上がらない、もしくは上がりにくい方や腕を上げると肩の凝りやはりを感じる方は肩こりの可能性が高いと言えます。

肩こりの症状を感じていない方は「サイレント肩こり」を疑って対策をしていかなければなりません。

予防と対策

「血行促進」をすることで肩こり予防の効果が高まります。

血行促進はメリットが非常に多く、肩こり予防に限らず「冷え症」「浮腫み(むくみ)」「自律神経のバランスを整える」「疲労回復」「代謝の向上」などの効果も期待できますので血行促進を意識していくことが大切です。

〇 入浴で身体を温める
湯船に浸かり、身体の芯まで温めることで血行が促進されます。
シャワーで済まさず、肩までしっかり浸かってゆっくり入浴しましょう。

入浴する女性

〇 背中を温める
背中には「僧帽筋」という大きな筋肉があり、僧帽筋の硬直が肩こりに大きく関係していると言われています。

保温効果の高いインナーを着用したりカイロを貼るなどして背中を温める意識をしていきましょう。

カイロ

〇 長時間の姿勢
デスクワークやスマートフォンで長時間同じ姿勢をしている方は、30分から1時間に1回の目安で肩や腕を伸ばしたり姿勢を変えることを心掛けましょう。

肩を動かしたり姿勢を変えることで血行の滞りが良くなります。

仕事の合間に軽く伸びをする女性

〇 ストレッチをする
ストレッチをすることで血行促進の期待が高まります。
肩や腕にこだわらず、上半身や下半身のストレッチを楽しむことで身体全体の代謝が上がります。

リラックス効果も高まり、質の高い睡眠に繋がります。

ストレッチをする女性



〇 水分摂取
水分摂取することで血行が促進されます。
白湯か温かい麦茶がお薦めです。

温めて飲むことで身体の冷えを予防することができます。
起床時に飲むことで自律神経のバランスを整える効果も期待できます。

白湯

まとめ

サイレント肩こりは自覚がなく、自分で気が付かない方も多くいらっしゃいます。
症状があらわれると重度な肩こりの症状があらわれるケースも少なくありませんので、肩こりを感じていなくても安心せず、日頃から血行促進を意識して過ごしていきましょう。


当院ではご来院いただいた全ての方の肩こりを確認しています。
「肩こりは感じていない」と言われる方でも肩が凝っている方は意外と多いものです。

肩・肩甲骨・背中・首の血行促進と筋肉の柔軟化に重点を置いた施術で肩こりの症状があらわれないようしっかりと整えています。

お悩みの症状に加えて施術しておりますので、肩こりの方もそうでない方も安心してご来院ください。

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