【スマホネック】ストレートネックが身体にもたらす影響
今や当たり前の時代となったスマートフォン。
ほとんどの方がスマートフォンを利用されているかと思います。
スマートフォンを手放せない方は若者を中心に年々増えている傾向です。
しかしスマートフォンの普及に比例して、ある症状でお悩みの方が急増しています。
それは「スマホネック」です。

スマホネックとは?
現代病と言われている一つで多くの日本人に発症していると言われています。
数年前から問題視されている「VDT症候群」の一種です。
首の骨が真っ直ぐな状態に固まってしまい、正常に頭部を支えられなくなることで以下のような症状があらわれます。
● 首こり
● 肩こり
● 眼精疲労
● 眩暈(めまい)
● 頭痛
● 耳鳴り
● 不眠
デスクワークやスマートフォンの使用が長い方で長時間同じ姿勢をしている方で首こりや肩こり、頭痛や不眠の症状がしばらく続いている方は、ひょっとしたらスマホネックかもしれません。
スマホネックは別名「ストレートネック」「スマホ首」「IT首」とも呼ばれています。
首には大きな負担がかかる
人間の頭の重さは体重の10%位と言われています。
70kgの人なら頭の重さは約7kg。
首を曲げると更に負担がかかります。
曲げる角度によっては頭の重さの倍以上負担がかかっているという説もあるくらいです。
スマートフォンやパソコンで首を曲げていると、本来緩やかにカーブが掛かっている首の骨が真っ直ぐな状態に固まってしまい、肩こり、首こりをはじめとする様々な症状が出てきてしまうのです。

そして猫背や巻き肩の原因にもなってしまう可能性もあります。
首・肩・目に症状が出ると、その後は背骨→腰→脚という順番で痛みや痺れの症状が出てくる傾向があります。
日頃から当たり前のように使用している便利なスマートフォンやパソコンが、使い方によっては身体全体の状態を悪化させてしまう恐れがあるのです。
一度スマホネックになってしまうと正常な状態に戻りにくいのも特徴の一つです。
首の骨が真っ直ぐに固まらないよう今のうちから気を付けなければなりません。
少しだけの意識と継続で…
スマートフォンを手放すことは非常に難しいことだと思います。
しかし、スマホネックは少しだけの意識と工夫を継続するだけで首の骨の変形を予防することが可能です。
スマートフォンを使用している時はほとんどの方が首を下に傾けて使用されていると思われます。
スマホネックはその傾けている首の角度が原因となります。
スマートフォンの使用時はなるべく目線に水平な状態で操作すると良いでしょう。
目線の高さに近い状態で操作することで、首が傾かず負担も軽くすることができます。

パソコン使用時も同様、目線の高さで画面を見ることが大切です。
テーブルの位置を高くする事は難しいと思いますので、椅子を低くしてみるというのはいかがでしょうか?
椅子を低くしてパソコンの液晶モニターと目線の高さを合わせる事で首への負担を大きく軽減することが可能となります。
首への負担を軽減することが大事
首を真っ直ぐに保つ意識を心掛けて、首への負担を減らすことでスマホネックの予防となります。
スマートフォンやパソコンを使用する時は目線に合わせて操作することを心掛けましょう。
デスクワークで長時間集中してしまうことも首の骨を固めて真っ直ぐにしてしまう原因となります。
時々首を回したり、軽く伸びをしたりストレッチをして首の血行を促進することを意識していきましょう。

