【肩こり】つらい肩こりは血行不良が原因
誰もが経験したことがある肩こり。
肩こりにお悩みの方は2000万人以上と言われており、慢性的な肩こりや何かの拍子に起こる肩こり、吐き気を伴う肩こりなど様々です。
「一時的な肩こり」「肩こりは当たり前」と安心したり諦めていると、激しい痛みに変わって何をするのもつらくなってしまいます。
肩こりを安易に考えてはいけません。

肩こりの3大原因
肩こりの原因は数十種類あると言われていますが、その中でも特に多い原因は「ストレス」「長時間の同じ姿勢」「眼精疲労」からくる血行不良です。
ストレス
ストレスを感じると自律神経のバランスが乱れてきます。
自律神経は身体の様々な機能を調節する大事な役割を持っています。
自律神経は交感神経と副交感神経で成り立っており、ストレスを感じると交感神経が優位になることで身体が緊張状態に陥ります。
結果、血行不良を起こして肩こりを患うことになります。
長時間の同じ姿勢
デスクワークやスマートフォンの操作による長時間の同じ姿勢は肩や首の血行を悪化させます。
血行不良によって肩や肩まわりの筋肉が硬直することで、はりやこりを感じることになります。
最近では10代から30代の若い方でも肩こりにお悩みの方が増えてきており、パソコンやスマートフォンが原因と言えるでしょう。
眼精疲労
眼精疲労でお悩みの方の2人に1人が肩こりに悩んでいると言われています。
眼精疲労からくる肩こりもパソコンやスマートフォンのデジタル端末が関係しています。
目の酷使すると毛細体筋や外眼筋といった目の筋肉が緊張したり、自律神経の働きを低下させてしまいます。
これが血行不良を招き肩こりを患います。

自覚がない「隠れ肩こり」
「肩こりは感じていない」と自覚がなくても実は肩こりを患っている場合があります。
これは「隠れ肩こり」と呼ばれており、以下のタイプの方が肩こりを自覚できない傾向にあります。
頑張り過ぎ
仕事や子育てなど忙しい日々を送っている方は自分の身体の状態に気付くことができず、肩こりの感覚が鈍っている場合があります。
他につらい部分がある
腰痛や頭痛の症状が重かったり、肩こりよりもつらく悩んでいる部分があると、つらい方へ意識が集中して肩こりに気付けない場合があります。
痛みに強い体質
こりやはり、痛みに強い方や痛みの耐性がある方は肩こりの自覚がないケースがあります。
体育会系の方や女性に多くみられます。
肩こりに慣れてしまっている
慢性的な肩こりを患っていると身体がはりやこりに慣れてしまい、肩こりを感じなくなってしまいます。
「肩こりの症状を感じない」と安心して放置してしまう方が非常に多く、気付いた時には重症化していて肩が痛みだしたり腕が痺れたり頭痛や吐き気を伴う場合もあります。
自覚症状がなくても定期的に肩こりを確認してもらったり、ストレッチや運動をして血行促進を意識していくことが大切です。

予防と対策
肩こりは血行を促進させることで予防へと繋がります。
○ 姿勢をこまめに変える
デスクワークやスマートフォンによる長時間の同じ姿勢は血行不良の原因となりますので、こまめに姿勢を変えることが良いでしょう。
30分から1時間に1回のペースで腕を伸ばしたり簡単な腕のストレッチを行うことで血行不良を防ぐ効果が期待できます。

○ 入浴は湯船に浸かる
入浴時は湯船にしっかり浸かることで肩の血行を促進することができます。
リラックス効果も高まり、自律神経のバランスが整ってきます。

○ 背中を温める
肩こりは背中の筋肉(僧帽筋)が大きく関係しています。
僧帽筋は背中の上部にある比較的大きな筋肉で、無意識のうちに負担が掛かっている部分です。
その負担により血行不良を招いている場合がありますので背中を温めると肩こり予防の効果が高まります。
カイロを貼ったり保温性の高いインナーを着用するなどして背中を温める工夫をしていきましょう。

まとめ
肩こりを放置すると慢性化や重症化する恐れがあります。
姿勢をこまめに変えたり背中を温めることで肩こりを予防する効果が期待されますので、肩こりの方もそうでない方も日頃から血行促進を意識して過ごしていきましょう。
当院では「血行促進」と「筋肉の柔軟化」に重点を置いて肩こりの施術をおこなっております。
背中や肩甲骨をほぐすことで、はりやこりを柔らかくするとともに肩こりが起こりにくい状態に仕上げていきます。
つらい肩こりや慢性的な肩こりにお悩みの方は当院までお気軽にご相談ください。
