【ストレートネック】首の骨が真っ直ぐになることで起こる肩こり・首こり・頭痛
●慢性的な首こり・肩こり
●定期的に感じる頭痛
●朝起きた時に首が凝り固まって起きるのがつらい
その症状、ひょっとしたら「ストレートネック」かもしれません。
ストレートネックとは
本来、人間の首の骨は緩やかに曲がっている状態が正常となりますが、ストレートネックは骨が真っ直ぐになってしまいます。

特に日本人はストレートネックになりやすく90%の人がストレートネック、もしくは予備軍に該当すると言われています。
またスマートフォンやパソコンの普及によって子どもからご年配の方までストレートネックの兆候が見られる時代となってきており「スマホネック」「スマホ首」「IT首」などとも呼ばれています。
特に子どもや女性の方は成人男性と比べると骨が柔らかい傾向にあり、ストレートネックになりやすいと言われています。
主な症状
ストレートネックが原因で起こる主な症状は以下の通りです。
●肩こり
●頭痛・片頭痛
●首こり・首の痛み
●手足のしびれ
●めまい
●見た目が悪くなる(顔が前に出ている状態)
●不眠
首の骨が真っ直ぐになることで頭の重さを首だけで支えることが困難となり、血行不良や筋肉の硬直を起こしてこのような症状があらわれてきます。
またストレートネックになってしまうと、正常の状態に戻すまでに時間がかかってしまうことも特徴の一つです。
セルフチェック
ストレートネックを簡単にチェックする方法をご紹介します。
①壁に立って「かかと」と「お尻」をつける
②頭の位置を確認

左の写真のように「頭が壁に付かない場合」もしくは右の写真のように「頭は壁に付いているけど身体が辛かったり窮屈な感覚がある場合」はストレートネックの可能性が高いと言えます。
予防と対策
ストレートネックになってしまうと正常の状態に戻りにくく症状も慢性化してしまうので、予防と対策が重要となってきます。
〇スマートフォン・パソコンの姿勢を見直す
スマートフォンやパソコンの姿勢が大きな原因の一つです。
長時間の同じ姿勢によって首に大きな負担が掛かり、この状態が習慣化しているとストレートネックになりやすい傾向があります。
スマートフォンやパソコンを操作する際は「腕の位置や椅子・机の高さを調整して目線と同じ高さで操作すること」で首への負担を軽減することができます。

○タオルを使う
タオルを首に掛けたらタオルの両端を手で持ち、下に引っ張ってください。
その状態で首を上に曲げます。
10秒やったら首を戻してリラックス。これを3セット実施してみましょう。


継続することで真っ直ぐに固まりつつある首の骨を正常な状態に近づけることができます。
お仕事でパソコンに集中した時やスマートフォンでゲームに夢中になった時は1時間に1回休憩をして、このように首を労わってあげてください。
まとめ
一度ストレートネックになってしまうと正常の状態に戻すのに時間がかかり、ストレートネックによって起こる症状も慢性化してしまいます。
肩こりや頭痛、不眠によって仕事や学業のパフォーマンスが低下したり、精神的な症状に発展する恐れがありますので未然に予防していく意識を高めることが重要です。
「自分は大丈夫」と過信せず、日頃からストレートネックの予防と対策を心掛けて健康で楽しい毎日を送っていきましょう。
