【梅雨明けの心身の不調】夏季うつ・サマーブルーと呼ばれる「季節性感情障害(SAD)」にご用心!

ジメジメとした湿気により心身に様々な不調を感じやすい梅雨。梅雨時期は低気圧による天気痛や梅雨だるに悩まされる方も多い季節です。
梅雨が明けて夏季に入ると体調が整ってくる期待も高まりますが、夏の時期にも気を付けなければならない症状があります。
それは「夏季うつ」「サマーブルー」と呼ばれる季節性感情障害(SAD)です。
「夏季うつ」とは
夏季うつとは「夏の時期限定の自律神経の乱れからくる心身の不調」で、思い当たるストレスや原因が不明確であるということが特徴です。冬季うつ(ウィンターブルー)同様季節性感情障害の一種となり、比較的20代から30代の女性に多い症状です。
特に6月から9月に心身の不調があらわれ、夏が終わり過ごしやすい時期になると症状が落ち着いてくる傾向があります。
夏季うつは主に以下のような症状があらわれます。
●不眠

●食欲の低下

●気分の落ち込み

●極度な不安を感じる

夏季うつの症状は夏バテと似ていますが、大きな違いは「気分の落ち込み」や「不安感」といった精神的不調を感じることです。
男性より女性の方が夏季うつに悩まされる傾向があり、男女比は1:3と言われています。女性に多い理由は女性ホルモンの影響や気温・湿度の身体への影響が女性の方が敏感であることが原因と考えられています。
また、梅雨時期の体調不良を引きずった状態で夏季うつを発症してしまうと長期間にわたって体調不良を感じてしまうことになり、心身が非常に不安定な状態になってしまいます。
慢性化した体調不良が更なるストレスを感じてしまうことになり、自律神経失調症や適応障害の併発が懸念されますので注意が必要です。
夏季うつの予防と対策
「自律神経の乱れを如何に整えるか」が夏季うつの予防と対策になります。
〇入浴

入浴をすることはリラックス効果が高まり、乱れた自律神経を整える効果が期待できます。夏季はシャワーで手短に済ませる方も多いと思いますが、湯船に浸かって入浴することを心掛けましょう。
〇室内温度の調整

暑過ぎず涼しすぎずの適度な室内温度、車内温度で過ごすことを心掛けましょう。
炎天下による高気温やエアコンで冷えすぎた室内環境は身体に大きなダメージを与えてしまいます。室内温度は27度から28度に設定して、エアコンの風が直接あたらないようにしましょう。
〇バランスの良い食事

暑い時期は冷たい食事や飲料を摂取しがちです。食べやすく喉越しの良い麺類やキンキンに冷えた飲み物に偏らずバランスの良い食事を心掛けましょう。飲み物は常温の水やお茶がお薦めです。
〇PC・スマホの過度な使用

パソコンやスマートフォンを長時間使用すると脳が興奮・緊張状態に陥り、自律神経の乱れの原因となります。必要以上の使用や睡眠2時間前には操作を控えることを心掛けましょう。
また、ストレスの発散や規則正しい生活を心掛けることも自律神経の乱れを整えて夏季うつを予防する手段となります。ご自身の生活環境や生活リズムを見直すことも検討してみましょう。
まとめ
季節性感情障害の一種である夏季うつは、比較的20代から30代の女性に多くあらわれる「うつ症状」です。
気分の落ち込みや食欲低下、不眠などの症状が夏季にあらわれます。不眠が原因で意欲や集中力が低下してしまい、仕事や勉強、日常生活に支障をきたすケースもありますので、日頃から予防をしていく意識を高めていきましょう。
当院ではストレス症状や自律神経の乱れによる体調不良、不眠でお悩みの方を全力でサポートしています。
心身の不調でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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