【眼精疲労】スマートフォンが原因かもしれません
時間があるとどうしても手に取ってしまうのがスマートフォン。
動画の視聴やSNSを楽しむだけでなく仕事のツールとしても使用する機会が増えてきており、スマートフォンの世帯普及率は80%を超えている状況です。
それだけ身近で当たり前になってきているスマートフォンですが、普及率に比例して眼精疲労などの目の症状を訴える方が増えてきています。
これはスマートフォンのディスプレイを凝視することで起こるVDT症候群と呼ばれています。
目の症状からストレスを感じ、自律神経が乱れることで肩こりや頭痛、眩暈(めまい)が併発する場合もある症状です。
またスマートフォンのスクロールやスワイプ操作で文字や画像を目で追うことも眼精疲労や目の症状を悪化させる原因となります。
スマートフォンの使用は避けられない時代ですが、それに伴った目のメンテナンスが必要となってきます。

眼精疲労の主な症状
眼精疲労とは「目の疲れ」ということではなく、目を酷使し続けることで起こる『目と身体の症状』を言います。
眼精疲労は主に以下のような症状が目と身体にあらわれます。
【目の症状】
● 疲れ目
● 目の痛み
● 目が重い
● 目のかすみ
● 充血
● 目が乾く
● 目・目蓋(まぶた)の痙攣
【身体・精神面の症状】
● 情緒不安定(イライラ・不安感)
● 頭痛・眩暈(めまい)
● 肩こり・首こり・吐き気

目を温めることで
スマートフォンを使用して「目が疲れる」「目がかすむ」場合は基本的に『目を温める』と症状が落ち着く傾向があります。
お湯に浸して、温かく心地よい温度になったタオルを目蓋(まぶた)に当てて温めると効果的です。
目のまわりがじんわりと温まり症状が落ち着いてきます。
またお風呂の中でシャワーを使う方法もあります。
目を閉じてシャワーを目蓋に優しく当てることで酷使した視神経の流れを促し、眼精疲労を和らげる効果が期待できます。
充血している場合は「冷やす」
もし目が充血している場合は、逆に『冷やす』ことをお薦めします。
目の充血は毛細血管が拡張している状態なので、温めると充血が酷くなる場合があります。
お湯ではなく、水で濡らしたタオルをしぼって目蓋を冷やすことで充血を抑えてくれます。
スマートフォンと目の距離を離すことも眼精疲労に効果的です。
30cm~40cm離して使用することで目の負担を軽減することができます。

目の違和感や疲労感が出ている場合はスマートフォンの操作は必要最低限にして目を休ませてあげることを意識してください。
身体も疲れたら休むように、目に症状が現れた場合も休ませてあげることが大切です。
まとめ
スマートフォンをはじめとするデジタル機器の普及により、眼精疲労でお悩みの方は年々増加してくることになると思います。
健康な状態を保つためには疲労が溜まった目や視神経を休めたり、ケアをして労わることがより重要となるでしょう。
◎ スマートフォンによる眼精疲労は目を休ませることが大事
◎ 目が疲れたら温める
◎ 充血している場合は冷やす
眼精疲労は肩こりや頭痛を起こす場合もあります。
スマートフォンの長時間使用に注意しつつ「目を休ませる意識」を持って生活していきましょう。
