【VDT症候群】
「VDT症候群」という症状を知っていますか?
ここ数年間でお悩みの方が急上昇している「VDT症候群」についてお伝えします。
VDT症候群って何?
VDT症候群とは「ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル症候群」の略で、パソコン、スマートフォンなどの端末機器を長時間使用することで起こる症状です。
別名「テクノストレス眼症」「IT眼症」とも呼ばれています。
パソコン・スマートフォンは仕事や日常生活で欠かせなくなった便利なツールですが、画面の見過ぎや長時間の同じ姿勢によって身体にあらゆる症状があらわれます。
最近では健康診断でVDT症候群の検査をする企業や団体も増えてきているほど深刻な症状として注目されています。

VDT症候群の主な症状
▶ 目の疲れ(眼精疲労)
▶ ドライアイ
▶ 頭痛
▶ 肩こり
▶ 首の痛み・首こり
▶ 背中の痛み・はり・痺れ
▶ 不眠症
▶ 疲労感・倦怠感
▶ 自律神経の乱れ
▶ 精神的不安定(イライラ・うつ)
またパソコンやスマートフォンを使用する際の長時間の姿勢によって「猫背」「巻き肩」「ストレートネック」と言った骨格の変化にお悩みの方も少なくありません。
これまでに眼精疲労や頭痛、腰痛でお悩みの方からご相談をたくさん受けてきましたが、ご来院者様のお話を伺うと「仕事はデスクワーク」「寝る前に布団に入ってスマホ」という方が非常に多い傾向にあります。
パソコンやスマートフォン、タブレットを長時間使用している方で上記の症状が1つでも該当する方は、ひょっとしたら「VDT症候群」かもしれません。

原因
VDT症候群の原因はパソコン、スマートフォンの長時間の使用です。
「ブルーライト」「血行不良」「骨格の変化」「自律神経の乱れ」によって身体に症状があらわれます。
●ブルーライト
パソコン、スマートフォンのモニターから発生しているブルーライトの光が視神経を乱したり、目のまわりの血行を悪くすることで眼精疲労や目の充血、ドライアイと言った目の症状をもたらします。
眼精疲労から頭痛を併発したり、視力が低下してしまう可能性もあります。
● 血行不良
長時間の同じ姿勢によって血行不良を起こし、筋肉が硬直することで肩こりや首こり、背中の痛みなどを感じる場合があります。
● 骨格の変化
デスクワークや長時間のスマートフォンの操作によって首や肩の骨格が固まってしまい、ストレートネック(スマホネック)や猫背、巻き肩といった姿勢になってしまう場合があります。
骨格が変わってしまうと正常な状態に戻りにくい傾向にあり、慢性的な肩こりをや腰痛の原因にもなります。
● 自律神経の乱れ
パソコンやスマートフォンを長時間見続けることで目のまわりの筋肉が緊張し、交感神経と副交感神経のバランスが乱れてきます。
結果、不眠気味になったりイライラや気持ちが沈んだりと情緒不安定な状態になってしまいます。

予防と対策
「ブルーライト」「血行不良」「自律神経」を意識して和らげていくことが重要です。
【ブルーライト】
ブルーライトの対策は端末の画面を長時間見続けないことが重要です。
1時間に1回、できれば30分に1回ペースで画面の凝視をやめてブルーライトを遮断することが良いでしょう。
ブルーライト対策の眼鏡を使用したり、端末画面の明るさ(輝度)を下げて光を抑えることも効果的です。
【血行不良】
長時間の姿勢が血行不良を招き、肩こりや首こりの原因となります。
デスクワークの合間に伸びをしたり、簡単なストレッチを行うことで血行不良を予防できる期待が高まります。
【自律神経】
自律神経の乱れ、特に直接刺激を受けやすい視神経を労わることが良いでしょう。
パソコンやスマートフォンの長時間使用は思っている以上に視神経にダメージを受けています。
優位に立つ過ぎている交感神経を抑制するにはリラックスできる環境作りが大切です。
休憩中に暗くて静かな部屋で安静にしたり、疲れた視神経を休める為にゆっくりお風呂に浸かることでリラックス効果が期待できます。
寝る前のスマートフォンやパソコンの操作は不眠症の原因となります。
睡眠2時間前には操作を控えて、質の高い睡眠がとれるよう心掛けましょう。

VDT症候群かも?そんな方は当院へ相談を
眼精疲労や頭痛にお困りではありませんか?
慢性的な肩こりや腰痛にお悩みではありませんか?
当院では今後もお悩みの方が急激に増えると思われるVDT症候群の対応を強化しております。
デスクワークやスマートフォンを長時間使用されている方で眼精疲労をはじめとする身体の症状でお悩みの方は当院までお気軽にご相談ください。
